無心で通院バッグを作って病状の不安を払拭
越膳さんの愛猫・ミケコは、18歳のときに糖尿病を患う。定期的に通い始めた動物病院の待合室では、様々な方法で動物を連れてくる飼い主たちに出会ったという。 「定期的な通院になるなら…と、バッグはいろいろ作りました。ミケコをバッグから出してスリングに入れて抱っこしていると、ほかの飼い主さんから『あら、きれいな三毛猫さん、おいくつ?』などと話しかけられたりして。 待合室でのコミュニケーションって、けっこう救われるんですよね。似たような病気の子だと励まし合ったり、アドバイスをもらえたり、『おだいじに』と声をかけ合ったり」 検査のため、朝から動物病院にミケコを預け、夕方には新しいバッグを作ってお迎えに行ったこともあったという。 「『検査結果はどうだろう……』という不安な気持ちを横に置き、お迎えの時間を目標にして、『あと1時間!』と自分を追い込みながらバッグを作るのに没頭したこともありました」 越膳さんは、無心でミケコのために手作りする時間が、愛猫を介護する中でのメンタルコントロールにも役立ったと語る。 「いま振り返ると、ミケコのためだったのか? 自分のためだったのか?って感じですね。でもこれ、けっこう大事なことで、ケアする人が健康で元気じゃないと、つらくなって行き詰まって、最悪の場合は飼育放棄にもつながりかねないと思うんです。飼い主が幸せな気持ちでいないと、猫を幸せにする余裕も生まれないですからね。自己満足もいいことだと思うのです」
バッグに術後服、猫グッズ作りが心のケアにも 「愛猫のために手を動かす時間は貴い」(sippo) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
Read More
Tidak ada komentar:
Posting Komentar