大阪ニュース
2021年10月10日
循環型社会などへの社会的関心が高まる中、百貨店大手の高島屋(大阪市)では全社的に服を回収して再生する「Depart de Loop」(デパートデループ)という取り組みを進めている。大阪店(中央区)では19日まで回収キャンペーンも行っており、担当者は「小売業として社会的な役割も果たしていきたい」と話す。
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| 高島屋が行っている衣料品を回収し、再生ポリエステルを生産。衣料品として再生する取り組み「デパートデループ」=7日、大阪市中央区の同社大阪店 |
アパレル産業については在庫品の処分などで環境に負荷をかけているとの問題が提起されている。衣料品なども多く販売している同社でも社会課題の解決に向けて、全社的な取り組みが必要と考えていた。
中長期的な取り組みの一つとして、循環型ビジネスの構築を検討。2020年2月、ポリエステル再生事業などを手掛ける日本環境設計(東京)と資本提携し、具体的な商品開発などを進めてきた。
日本環境設計では衣料品を回収し、ポリエステルを再生。「BRING」(ブリング)というブランド名で服を販売している。不要となった同ブランド商品は再び回収し、再生産する。
高島屋では6月に「デパートデループ」を開始。今回は日本橋店や新宿店、オンラインショップなど全国各地で展開している。大阪店では特設売り場のほか、回収ボックスを設置。従来は同ブランド商品だけ受け付けるが、19日までの期間中は不要の衣類全てを回収、再生する。
Tシャツを10枚ほど回収箱に入れた大阪府内の60代の主婦は「これまで役所や地域などでリサイクルイベントなどに参加したことはあった。百貨店でこのような取り組みをするのはとても良いこと。販売されている商品自体にも安心感がある」と好評だ。
特設売り場の商品の中には他のブランドやデザイナーとコラボレーションしてできたものなど、秋冬の新作約40アイテムが並ぶ。高島屋の担当者は「百貨店の強みである横のつながりも活用した。この取り組みがメーカー、業種の垣根を越える動きになれば」と期待を込める。
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不要な服回収、再生 循環型社会へ取り組み、高島屋 - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞
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