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ワンピースなどは3~4万円、コートなどアウター類は5~8万円程度の価格帯だが、売上高に占めるEC販売の割合は8割に達する。ファッションビルやSCを主戦場とする同社の主力ブランド「エモダ(EMODA)」「ムルーア(MURUA)」などとは異なる戦略で、限定的な規模ではあるものの、市場でもあまり類を見ないポジションを築きつつある。
40代を中心に着実にファンを増やし、今年9月には設立5周年を迎えた。「(ブランドの)立ち上げ当初は周囲から無茶だと言われたが、今は多くのファンに囲まれ、彼女たちが欲しいと思う服を作れているから(事業が)続けられている」と荻原桃子デザイナーは自信を深める。
唯一のリアル店舗である東京・青山の路面店は発信拠点としての役割を担う。さまざまな現代アーティストの作品が彩る空間に、鮮やかなカラーパレットや素材の切りかえ、シグネチャーであるプリーツデザインなど個性的な服が並ぶ。9月にこの青山路面店で実施した周年イベントは、コロナ対策で参加は事前予約制としたが、100人近くの参加枠がすぐに埋まった。定期的に開催してきた顧客向けイベントは、ブランド発足当初は荻原氏の「ムルーア」ディレクター時代のファンが多かったが、「最近は新しいお客さまも非常に増えている」という。
"数十万円分まとめ買いする顧客も デザインは「やりすぎ」がちょうどいい"
イベントでは、新作を数十万円分まとめ買いする顧客も見られた。エンゲージメントの強いファンがつく最大の要因はデザインの独自性。「アンスリード」は“アンスタンダード(標準的でない)”“アンシンプル(シンプルでない)”“アンシミラー(似たものがない)”の3つの「アン」を掲げており、これがブランド名の由来でもある。「ブランドを始めたときから、どこでも手に入らないような服を作ることをぶれずにやってきた」。
「ECで高い服は売れない」 独自性を武器に“定説”に挑む「アンスリード」(WWDJAPAN.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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