株式会社Cloth lab(本社:東京都渋谷区、代表取締役:長谷 知季、以下Cloth lab)は、自らが幼少の頃からスポーツに打ち込み、アスリートとしてのキャリアを歩んでいた経験から、「アスリートの鍛えた身体にジャストフィットするサイズの洋服が既製品ではなかなか見つけられない」という課題を解決するために、「パーソナライズによって服の悩みを解消する」を理念に掲げるアパレルブランドZeroh(旧LAMBDA)を立ち上げました。
今回は、代表取締役の長谷がなぜブランドを立ち上げたのかという原体験からくる想いから、これからどのようにブランドの未来を描いていくのかを語りました。
プロサッカー選手の道を挫折して出会った、
マーケティングという仕事が、私の世界を変えた。
小学校の頃に地元のサッカーチームに所属してスタートしたのを契機に、どんどんサッカーの魅力にはまりました。もちろん将来の夢は「プロサッカー選手」。高校時代には県代表に選出されたこともあり、大学卒業までずっとプロを目指して打ち込んでいました。大学4年生のときにはJリーグのチームと接触したり、海外リーグへのチャレンジも行っていたのですが、結果縁がなく、そこでプロサッカー選手の夢は断念しました。ずっと目標にしてきたキャリアの道がなくなってしまった。暗中模索とはこのことを言うのでしょう。悩みに悩んだあげく、やっぱりスポーツに関わる仕事がしたいなと思ったものの、意外とスポーツ系の仕事は少なかった。そこでいずれは解析データなどを扱えるようになりたいと考え、Webマーケティングの仕事を選択します。広告運用やディレクション、データを分析した上での改善施策の提案といったようなことを地道にやっていました。これまでとまったく違った新しい道。それがめちゃくちゃ面白かったんですよね。データを活用することで、世の中のいろんなものが見えてくる。この道をもっと突き進んで見たい、データを活用した仕掛けをいろいろしてみたいと思うようになり、より大きなフィールドを求めて大手総合広告代理店へ転職します。
データを活用して、生活者のインサイトを明らかにし、企業のコミュニケーション活動と戦略的な意思決定に貢献していく。データマーケティングによって商品をつくったり、事業を推進していく現場に身を置きました。仕事は非常にエキサイティングで、お客様から求められる高いハードルを越えていく難しさとやりがいを感じていました。またデータを深く観察することは、ターゲットを具体的に浮かび上がらせ、人間の本質を知ることにもつながりました。これはいまの事業をする上で非常に大切な経験であり、学びでした。
「身体のサイズに服を合わせるのではなく、
服が身体のサイズに合わせればいいんじゃないか。」
そんな逆転の発想から、事業を着想。
転職してからは、仕事は順調。とても楽しい。そんな順調な日々を送っていたときに、ふとスポーツジムの前を通ったときに「いい身体があれば、それがいい服になる」という広告を見ました。たしかにそうだよな、と思った一方で、ずっとアスリートとしてトレーニングしてきた自分は肩幅が水泳選手のように広くて、欲しいと思ってもサイズがフィットする服にこれまで出会えなかったことを思い出しました。身体を鍛えることは確かにスタイルをよくします。けれども腕や胸といった部分的なサイズが大きくなることで、どうしても大きめのサイズを購入せざるをえないのです。だからトレーニーは本当に気に入った洋服に出会えていないんじゃないかという風に思いました。自分自身も抱えている悩みであり、多くの人も抱えているであろう課題。これは自分こそが取り組むべきテーマなんじゃないかと胸の奥から湧き上がってくる何かを感じました。
また、私自身が20代で一度は起業してみたいと考えていたこともあり、このアイデアを形にするために、早速週末からヒアリングや事業の構想を考えたりと、アクションをはじめました。幸いにも同世代の起業家にも事業の着想に共感してもらい、色々と手伝ってもらいました。とても心強かったですね。実は、最初に作ろうと思っていたアイテムは白Tシャツに決めていたんです。私がずっと前職のときに何かアイコニックなイメージを持とうといつも愛用していたのもあるのですが、白Tシャツはすべての人にとってのオーソドックスな定番アイテムです。トレーニングのときだけではなく、普段のアイテムとして活用することができます。最初にこのど真ん中で勝負しようと思いました。
そうしてできたブランドが「LAMBDA」(ラムダ)です。10 個の質問に回答いただくだけで、1万通りの診断結果からパーソナライズし、それぞれの身体の特徴にぴったりのTシャツを届けることができるサービスです。S・M・Lのサイズ概念を覆す、独自の採寸設計でTシャツを制作しました。また素材もとことんこだわり、オーガニックコットンを使用した高品質なTシャツに仕上げることができました。
ブランドをローンチしてからやっぱり嬉しかったのは「こんなTシャツ待っていた」「毎日着続けたい」というリアルな声。流通も制作も何もわからない中で、商品の企画から販売まで一人でやり切った日々はほんとうに大変であったものの、絶対に喜んでくれる人がこの先にいると信じ切っていたからこそできたことなのかもしれません。ユーザーの声を聞けたとき、苦労は全部吹っ飛びました。挑戦してよかったな、と素直に感じています。
このサービスを喜んでくれる人が、間違いなく存在することがわかった。
だからもっともっと、加速して、前進をしていきたい。
まだ第一弾が立ち上がったばかりで、私たちのサービスは改善することだらけです。もっとサイズの精度を上げないといけないし、デザインやカラーのバリエーションも増やしていかないといけない。パーソナライズには終わりはないと思っています。だからこそチャレンジしがいがあって、面白いですよね。
今後はもっとトレーニーに特化したブランドに進化させていこうと思っています。初回リリースのときにわかったのですが、競技や何か目標を持ってトレーニングをしている人は、コンプレックスを抱えていたり、挫折経験を持っていたりする方が多かったのです。やはりこの世界は、どれだけ本気で取り組んでいたとしても、どうしても人と比べてしまったり、自分の限界にぶつかってしまうことがあるもの。それは自分自身のサッカーでもそうでした。そんな風に自分には何もないと思っているいわばゼロの人に寄り添って、サポートしていくブランドにしたいとの想いを込めて、「Zeroh(ゼロ)」というネーミングの新ブランドを立ち上げます。ただの「Zero」だけではなく、努力する人の大きな熱量(heat)を文末の「h」に込めました。
この「Zeroh」をトレーニングウェアの新しいスタンダードになるブランドへと進化させていく覚悟があります。世界を驚かす、スタンダードをつくることを目指して。走り続けます。乞うご期待ください。
またZerohをトレーニー業界に広げられるアンバサダーも募集中です。興味をお持ちの方はぜひ下記を見てみてください。
https://lambda-official.notion.site/b8e5ecff8e504c669061a35af41d167c
※2021年11月現在、LAMBDAは販売休止中。Zerohの予約注文を受け付けております。
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パーソナライズによってトレーニーの服のサイズを概念から変えようとするCEOが見据える、「LAMBDAのこれまで」と「Zerohのこれから」 - www.fnn.jp
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