大阪ニュース
2021年12月2日
車いすなどを利用している障害者でも簡単に着脱できるボトムス「ボトモール」が今夏から発売されている。開発したのは「日本障がい者ファッション協会」(茨木市)。性別などにも関係なく楽しめる柄、デザインで同協会の平林景代表理事は「服のバリアフリーを」と望む。
一枚の帯状の布を巻き付けるボトムス「ボトモール」 |
車いす利用者もスタイリッシュに着こなすことができる |
同協会はファッションを通じての社会貢献を目的に2019年に設立。当初から下半身が不自由な人らでも楽しめるボトムスの開発を大学、学生らとともに進めてきた。試行錯誤の上、20年に巻きスカート状の服を思いついた。
当初はアイデアをインターネットなどを通じて広めていたが、21年からは縫製作業が可能な大阪府など3府県の障害者の作業所と連携。「クロススタイル」というブランド名で販売を開始した。
帯状の布を巻き付けるスタイルのため、車いす利用者がトイレなどに行く際にもスムーズに着脱できるのが特徴。また、寸法は女性のSサイズから男性の2L程度まで対応できる。さらに和服のはかまに近い形状で男性でも違和感なく着られる。
現在、10種類ほどの商品があり、価格は3万円前後。中には和服の帯を使用した40万円近い高額商品もある。平林代表理事は「全てクオリティーの高い手縫いの商品。ビジネスとして成立させ、作業所の資金にしたい」と話す。
生産量が限られており、現在は百貨店などの催事での販売に限定。来年2月には東京の高島屋日本橋店などにも出店する。今後は需給量を見ながらネット販売も考えている。
和服のデザインにも似ていることから海外からの引き合いも多い。「22年秋のパリコレクションへの出展も考えている」と平林代表理事。さらに大手アパレルメーカーとの共同での発売も進行中。デザインや素材をブラッシュアップさせ「福祉とおしゃれで世界を変える」と意気込む。
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「服のバリアフリーを」 着脱容易なボトムス - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞
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