自身の名を冠したオリジナリティあふれるブランドがピッティでもおなじみの、ガブリエレ・パジーニさん。
「私は小さいころから物づくりが大好きでした。美術学校にも通っていましたし、小学生時代には見よう見まねで自分の服をつくったこともあります。少し成長してからは近所のサルトリアで形やサイズなどを細かく指示して自分好みに仕立ててもらったり、服飾の仕事に就く前から、かなりのこだわりがありましたね」
Style 1
アートを服に落とし込んだ唯一無二のスタイル
Style 2
ためらわずに何度も試しながら自分だけの色使いを学ぶ
「特にナポリ系のサルトリアにはとても心を奪われ、今でも服作りの根底にあるのは、若い頃に衝撃を受けたナポリスタイルだと思っています。身体を包み込むようなフィット感と着心地の良さ、それがすべての基本です。もともとクラシックテイストの服づくりからスタートしましたが、そこに私の個性でもあるアーティスティックな部分をミックスさせているのが現在の私のブランドの特徴となっています。
このスタイルは私自身の着こなしのベースでもあって、日によって全く印象の違うコーディネートも当たり前。思いっきりとがったストリートファッションだったり、クラシックなスーツスタイルであったり。皆さんにもいろいろなタイプを試しながら、着こなしをランクアップしてファッションを楽しんでもらいたいですね」
Style 3
「ナポリに行けば今でもこんな男たちに出会えるよ」
ガブリエレさんが得意とする、映画の1シーンをほうふつさせるようなクラシックな着こなしをクローズアップ。ぜひスライドでディテールまでご覧ください。
お洒落な紳士たちがパナマ帽を片手にカプリ島で優雅にバカンスを楽しむイメージが浮かんできます。ヴィンテージのネクタイやチーフに、よく見るとトレードマークのゴールドのドクロリング、シャツのカフス部分にネオンイエローでイニシャルを入れていたりと遊び心も忘れません。
Style 4
ジャケットの存在感で魅せる大人のカジュアルスタイル
「楽しんで愛する。ファッションは自分自身そのものです」
ナポリの伝統的なサルトリアの製法をベースに、ストリートファッションを巧みにミックスした、アヴァンギャルドなスタイルを得意とするガブリエレさん。その類まれな感性は、「一日中こもることもある」という自身のアトリエにも色濃く反映されていました。
ガブリエレ・パジー二さん
中部イタリア、モデナ出身。ガブリエレ パジーニのデザイナー。イタリアの伝統的な仕立ての技術と、ユニークなデザインを融合させた、革新的なコレクションが人気を呼んでいる。
Model /Gabriele Pasini
Photograph / Massi Ninni
Coordination & Text / Minako Shimada
Edit / Mikiya Otsuka
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洒落者たちのお宅訪問・私物拝見「服は体を表す」| Gabriele Pasini(ガブリエレ・パジーニ) - Esquire(エスクァイア 日本版)
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