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Senin, 08 Agustus 2022

洒落者たちのお宅訪問・私物拝見「服は体を表す」| Gabriele Pasini(ガブリエレ・パジーニ) - Esquire(エスクァイア 日本版)

ガブリエレ・パジーニの着こなし
「ふと、全身ピンクになりたくなって。一口にピンクと言っても色みや濃淡は数えきれないほどあります。自分の肌や髪の色などを考慮して選べば、十分に落ち着いたシックな着こなしができるんです。このスーツはクールウールで夏でも涼しく快適です」。シャツもピンクストライプのクレリックシャツを選び、まとまりのある着こなしに。ネクタイはヴィンテージのもの。

Massi Ninni

自身の名を冠したオリジナリティあふれるブランドがピッティでもおなじみの、ガブリエレ・パジーニさん。

「私は小さいころから物づくりが大好きでした。美術学校にも通っていましたし、小学生時代には見よう見まねで自分の服をつくったこともあります。少し成長してからは近所のサルトリアで形やサイズなどを細かく指示して自分好みに仕立ててもらったり、服飾の仕事に就く前から、かなりのこだわりがありましたね」

Style 1
アートを服に落とし込んだ唯一無二のスタイル

ガブリエレ・パジーニの着こなし
インパクトのあるジャケットが目を引くモノトーンスタイル。「グラフィックアートも大好きな芸術の一つなので、アーティストとコラボレーションし、洋服に直接ペインティングしてもらうリミテッドエディションのラインを展開しています。先日開催したライブイベントも、大成功でしたよ。世界で一つしかないという贅沢(ぜいたく)なアイテムは、長く愛されること間違いなしだと思います」

Massi Ninni

Style 2
ためらわずに何度も試しながら自分だけの色使いを学ぶ

ガブリエレ・パジーニの着こなし
「スーツ一着にしても、形に縛られずジャケットやパンツだけをほかのアイテムに合わせたりして無限のバリエーションを楽しめます。色彩の美しい目の覚めるような水色のポロシャツをインナーに選んで、孔雀をイメージしたコーディネートの完成です。3色がお互いの色を引き立てているのがわかると思います」。難易度の高い色合わせを、なんなくこなしてしまうセンスはさすがです。

Massi Ninni

「特にナポリ系のサルトリアにはとても心を奪われ、今でも服作りの根底にあるのは、若い頃に衝撃を受けたナポリスタイルだと思っています。身体を包み込むようなフィット感と着心地の良さ、それがすべての基本です。もともとクラシックテイストの服づくりからスタートしましたが、そこに私の個性でもあるアーティスティックな部分をミックスさせているのが現在の私のブランドの特徴となっています。

このスタイルは私自身の着こなしのベースでもあって、日によって全く印象の違うコーディネートも当たり前。思いっきりとがったストリートファッションだったり、クラシックなスーツスタイルであったり。皆さんにもいろいろなタイプを試しながら、着こなしをランクアップしてファッションを楽しんでもらいたいですね」

Style 3
「ナポリに行けば今でもこんな男たちに出会えるよ」

ガブリエレさんが得意とする、映画の1シーンをほうふつさせるようなクラシックな着こなしをクローズアップ。ぜひスライドでディテールまでご覧ください。

お洒落な紳士たちがパナマ帽を片手にカプリ島で優雅にバカンスを楽しむイメージが浮かんできます。ヴィンテージのネクタイやチーフに、よく見るとトレードマークのゴールドのドクロリング、シャツのカフス部分にネオンイエローでイニシャルを入れていたりと遊び心も忘れません。

Style 4
ジャケットの存在感で魅せる大人のカジュアルスタイル

ガブリエレ・パジーニの着こなし
凹凸のあるリネン&コットン生地を使った、存在感のあるチェックジャケットが主役のコーディネート。色へのこだわりがとても強く、デザインをする際は配色にも重きを置くとか…。この日もブラウン系からオレンジ、肌色、オフホワイトなど、グラデーションを使って統一感を演出しています。同系色を使うときは、メインとなるアイテムを決めておくと意思のはっきりしたスタイルがつくれるのだそうです。

Massi Ninni


「楽しんで愛する。ファッションは自分自身そのものです」

ナポリの伝統的なサルトリアの製法をベースに、ストリートファッションを巧みにミックスした、アヴァンギャルドなスタイルを得意とするガブリエレさん。その類まれな感性は、「一日中こもることもある」という自身のアトリエにも色濃く反映されていました。

ガブリエレ・パジーニのアトリエ
「このアトリエでガブリエレワールドが生まれます。忙しい時期には家よりもここにいる時間のほうが長くなるほどで、リサーチしたり、生地やカラーのことを考えたりする時間は楽しくてあっという間に過ぎてしまいます。早起きなので朝6時には稼働していますよ」

Massi Ninni

ガブリエレ・パジー二さん
中部イタリア、モデナ出身。ガブリエレ パジーニのデザイナー。イタリアの伝統的な仕立ての技術と、ユニークなデザインを融合させた、革新的なコレクションが人気を呼んでいる。


Model /Gabriele Pasini
Photograph / Massi Ninni
Coordination & Text / Minako Shimada
Edit / Mikiya Otsuka

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