厳しい外出制限が敷かれたコロナ禍の数年を経て、お仕事服に変化が表れたパリジェンヌたち。リモートワークやビデオ会議が取り入れられた今、ワーキングスタイルを自分らしく謳歌しているパリジェンヌ5人のお仕事コーデとマイルールをASK! 『エル・ジャポン』4月号より。
エカテリーナ・グラズノヴァ(Ekaterina Glazunova)
コンセプトストア「Tom Greyhound」 バイヤー
時代のムードを取り入れて、マイスタイルをアップデート
ハイエンドなコンセプトストアで働くエカテリーナ。コンテンポラリーなスパイスを加えた洗練スタイルに、さりげなく時代のムードを浸透させるのが得意。「仕事では柄物や派手色は選ばず、シックなスタイルが好み。仕事柄たくさんの洋服に触れるので誘惑は多いけれど、長く着たいと思えるタイムレスなものしか購入しません」
「トレンドはアイテムではなく、雰囲気で取り入れます。例えば今季はフェミニンな気分だから、ベルトで体のラインを出したり、ヒールブーツで見た目も気分も女性らしくスタイリング。定番アイテムを軸に、アクセサリーでマイスタイルを更新させるんです」
☑落ち着いたカラートーン
☑ヒールで女性らしく
☑柄物は避けてシックに
お仕事バッグと中身は?
「ロエベ」のお仕事バッグには、必要最低限のものを。「パリの天気は気まぐれだから、軽量な折り畳み傘と『チミ』のサングラスがマスト。『エルメス』のファンデーションとリップをお直し用に持ち歩いています」
エリザ・ギャレ(Élisa Gallet)
ヴォー・ル・ヴィコント城 コミュニティマネージャー
異素材ミックスで遊ぶ、クラシックスタイル
パリから南東へ55㎞に位置する古城、ヴォー・ル・ヴィコント城で観光業に従事するエリザは、クラシックなスタイルが好み。「パンデミックを機に週2日はリモートワークとなり、仕事で着る服には快適さを求めるように。エフォートレスでもきちんと感を出すため、シャツを着るときは、上までボタンをしっかり留めて。ミニスカートやジーンズでアクティブに仕事をこなしています」
☑“快適さ”が第一条件
☑首周りの露出を抑える
☑異素材をミックス
お仕事バッグと中身は?
モノトーンルックには、「ランカスター」のグリーンのバッグを差し色に。通常業務で必要なのは、メモ帳とiPhoneだけ。
マリー・リヒテンベルク (Marie Lichtenberg)
ジュエリーブランド「Marie Lichtenberg」創設者兼アーティスティックディレクター
コンフォートなウェアを、ジュエリーと小物で格上げ
生粋のパリジェンヌのマリーは、フランス版『ELLE』のエディターとして活躍後、夢だったジュエリーブランドを始動。「仕事柄オンオフ問わず、ドレスアップは日常の一部。ファッションは自信を与え、私らしくいるための手段」と語る。なかでも欠かせないジュエリースタイリングのコツは、「基本は、ゴールドで統一し、フォルムのバランスを重視。手元か首元のどちらかにボリュームを出して」
☑リラックス×ラグジュアリー
☑上質素材で着心地重視
☑ジュエリーで個性を出す
お仕事バッグと中身は?
「バーキン以上に使いやすいバッグが見当たらず、少しずつコレクションしています」 。仕事のマストアイテムは、付箋と鉛筆。「アイデアや予定など、とにかく付箋に書き留めるのが癖なの」。財布やカードケースは自分流にカスタマイズ。JBLのポータブルスピーカーは迷彩柄をセレクト。
ベルティーユ・キャナ(Bertille Canat)
「セザンヌ(Sézane)」プロジェクトマネージャー
パリジェンヌらしい、抜け感と自然体がキーワード
パリジェンヌから圧倒的支持を受けるファッションブランド、「セザンヌ」に勤めるベルティーユは、パンデミックを経てライフスタイルが一変。「週2日はリモートワーク。それ以外は出勤か出張へ。2拠点生活を目標に掲げ、自粛期間中に地方に古家を購入し、DIYで3年かけてリノベーション中。オフは作業着だから、オンはパリジェンヌらしさ満載のお仕事ウェアを楽しんでいます」
ライフスタイルの変化はファッションにも影響を与え、休日用だったジーンズが、お仕事服の定番に。アニン ビンのきちんと感のあるツイードジャケットと、チャールズ アンド キースのヒールサンダル、PCが収まるカゴバッグでカジュアルとフォーマルをミックス。
☑シーンに合う色をまとう
☑足元はヒールがマスト
☑ジーンズはきれいめを重視
お仕事バッグと中身は?
かごバッグにレザーのPCケースを収納。現職へ昇格した際に購入した「シャネル」のコインケースは、「気分を上げてくれる仕事の必需品」
ポリーヌ・ヴァンサン(Pauline Vincent)
テーブルウェアブランド「La Romaine Editions」創設者兼アーティスティックディレクター
女性らしさを忘れずに。シーン別で色を使い分け
百貨店のバイヤーを経験後、コロナ禍にテーブルウェアブランドを創設したポリーヌ。「パンデミックは、ファッションの楽しさを再確認する機会になりました」と振り返る。「よりフェミニンなスタイルへとシフト。仕事時は露出は控えるけれど、スリット入りのスカートや体のラインが出る洋服を選びます。社外の人と合う際は、明るい色を着て、相手に与える印象も意識します」
☑フェミニンなディテール
☑露出はNG
☑色の効果に頼る
お仕事バッグと中身は?
「ジャックムス」のバッグに、「ミニョン」のスケジュール帳とペンを常備。「エルメス」のリップも必需品。
『エル・ジャポン』4月号好評発売中
- 新しい仕事と、私の未来 もっと自由に!「お仕事服」
- デニム全盛期
- 永遠の憧れ!クラウディア・シファー
- 着回しメイクの可能性
- クリーンなパリ&ニース旅
自分らしく働きたい! おしゃれパリジェンヌ5人のお仕事コーデを拝見 - ELLE JAPAN
Read More
Tidak ada komentar:
Posting Komentar