学生服の生産で全国1位のシェアを誇る、倉敷市児島にある学生服メーカーでは、入学シーズンを前に、いまが出荷の最盛期です。生産現場は世界情勢の影響も受けているそうです。
(森夏美アナウンサー)
「この春、新入生たちが袖を通す学生服の生産が、急ピッチで行われています。工場では、アイロンがけなど仕上げの作業に追われています」
倉敷市児島の老舗学生服メーカー、明石スクールユニフォームカンパニーです。全国約2000校のオリジナル制服を手掛けていて、入学シーズン前のいまが、まさに生産のピーク。例年2月から5月までの売上が、年間売上の約8割を占めています。
近年は、性別にかかわらずスカートかスラックスかを選択できるなど、多様な性自認に対応した制服を新たに導入する学校が多く、生産するアイテム数も増加傾向に。それに伴って、使用する生地の種類も年々増えているそうですが、2023年はウクライナ情勢が物流面などで影を落としているといいます。
(明石スクールユニフォームカンパニー 田口史歩さん)
「詰襟セーラーからブレザーへの変更でアイテム点数が増えているのと、チェック柄を採用する学校が多く、柄の点数や種類も増えている」
1人の新入生も取り残すことなく、門出の日にシワ1つない制服を届けたい…。メーカーでは日々、社会情勢やニーズの変化と向き合いながら100年以上続く岡山の伝統産業を守っています。
(明石スクールユニフォームカンパニー 田口史歩さん)
「(生地の)入荷が遅れて一時期縫製がストップすることもあったが、しっかりと事前に予測し、早めに多めに準備することで生産は問題なく進んでいる」
明石スクールユニフォームカンパニーは23年春、約40万人分の制服を児島の工場などから全国に出荷するということです。
“全国一のシェア”を誇る学生服メーカーに潜入…多様化の時代でアイテム数は増加【岡山・倉敷市】|FNNプライム ... - FNNプライムオンライン
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