
着なくなった洋服が、野菜を育てる肥料に変わる。
18日、報道陣に公開された東京・銀座の「CIRCULAR FARM MUSEUM」。
年間およそ50万トンの衣類が廃棄される、ファッション業界でのサステイナブルな取り組みを学ぶことができる体験型施設。
およそ400坪のスペースには、和紙などの天然繊維を使った洋服の展示や、環境汚染の問題を説明するブースなどを設置。
一方、洋服ではなく、多くの野菜が陳列されているブースも。
実は、これらの野菜を育てた肥料には、廃棄されるはずの衣類が使用されていて、今回の施設ではこの取り組みを、さまざまな形で紹介している。
衣類から、どのように肥料が作られるかを体験できるブースでは、加工した肥料は会場にある土を入れて家に持ち帰り、家庭菜園で使用することもできる。
また、併設されたレストランでは、この肥料で育った野菜や大豆を使用した料理を実際に味わうことも。
ファッションと農業を掛け合わせ生まれる、「衣」から「食」への新たな循環型モデル。
開発した企業では、これまで天然繊維のみを肥料化してきたが、新たに開発したテクノロジーにより、ポリエステルやナイロンなど化学繊維から肥料化することに成功したという。
今後は百貨店などへの回収ボックスの設置を進め、年間5,000トンの衣類の回収を目指している。
クレサヴァ・園部皓志代表「わたしたちはあくまで“服”から“服”へ、“服”から“糸”ではなくて服から農業。違う産業と連動することによって、業界の垣根を越えた新しい循環型モデルを作っていく。最終的に五感で感じる場所として、大自然の中での“住”内容の体験ができる場所を今後作っていこうと思っている」
「服から農業」新たな循環楽しむ施設 廃棄衣服由来の肥料で野菜|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン
Read More
Tidak ada komentar:
Posting Komentar