普段は落ち着いたトーンのお洋服が多い方でも、春になるとカラフルで明るいカラーが着たくなりますよね。特にこの春、心惹かれる２大注目カラーがピンク&グリーン。ふと気になるのがメイクとのバランス。「いつもと同じメイクでいいの？」「よりおしゃれに合わせるには？」そんな疑問に、ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんがお答えします。2回目は、ピンクの服に合わせるメイク編です。
「春らしいカラーといえば、ピンクを思う方も多いのでは。でも、着こなすには難易度が高そうでなかなか手が出せないという場合、メイクで工夫してみるのも手。どうしてもピンクは色の印象として甘くなったり、幼く見えたりしがちだからこそ、メイクはクールにまとめて。おすすめは、濡れたようなツヤ感が出せる、グレイッシュなアイシャドウ。目元にグレーっぽい陰影で深みを出しながらも、ツヤのある質感で重たくしすぎないのがポイント。単色で仕上げても、いつものアイシャドウに重ねるのでもOK。リップはツヤ控えめにするとバランスがいいですよ。メイク次第でピンクのお洋服を、むしろカッコいい大人の装いとして楽しめるはずです」
グレイッシュなラメシャドウを、上まぶた全体、眉下まで広範囲にごく薄く塗ってから、黒目の上あたりに重ね塗り。普段のアイシャドウの上からまぶた全体的にうすーく重ねるのでもOK。色選びのコツは、シンプルにグレーというより、ブルーパール入りで、深みのある紫やシックなモーヴブラウン系を選ぶと、さりげない血色感でまぶたになじみつつ、グレイッシュな輝きを楽しめる。
甘めなファッションの日こそ、
目元はシックなグレー系ラメでメリハリを。
左／高密着のジェル成分配合で、たっぷりパールの輝きと柔らかな使い心地を両立。クールな青と濃密な紫のラメが深みのある輝きを放つ。カネボウインターナショナルDiv. カネボウ ブライトフューチャーボックス EX2￥4070（5/12限定発売）
中央／モデルメイク使用。ブラウンをベースに、ブルーやシルバー、ゴールドなど多色カラーパールが複数混ざり合い、まぶたに銀河のような奥行きのある光沢感を。カネボウ化粧品 ケイト ギャラクシーモードアイズ BR-1 ￥1320（編集部調べ／数量限定）
右／繊細で上品なパールで、つややかなまぶたに。ブルーパールが輝く、スタイリッシュなモーブブラウンカラー。アディクション ザ アイシャドウ パール 033P ￥2200
クールなメイクを楽しみたい日、甘めのファッションをかっこよく楽しみたい日。ピンク×グレーはその両方を満たせる鉄板の組み合わせ。春らしいピンクのお洋服を着る時、スタイリッシュに決まるグレイッシュなラメシャドウの目元で、いつもとはひと味違う雰囲気でお出かけしてみては。
ピンクのお洋服には、グレイッシュラメの目元でカッコよく！
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撮影／榊原裕一（人物）、河野 望（静物）
ヘア&メイク／長井かおり
スタイリスト／程野祐子
モデル／麻宮彩希
構成・文／村花杏子
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