汗ばむ陽気の日が増え、速乾性に優れる化繊の服や寝具を使う機会が増えてきた。
それに伴い洗濯の頻度も高くなってくる。
一般的に、化繊製品は洗濯を繰り返すと劣化や摩耗が起こるが、できるだけ長く使いたいもの。
なんとか長く使い続ける方法はないのか、色々探しているなかで、パタゴニアで「グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ」という商品を見つけた。
化繊製品に優しい洗濯ネット
グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ 4070円(税込)
撮影:森亮太
「グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ」は、非常に細かい網目でできた洗濯ネットだ。
撮影:森亮太
触るとネットとは思えないほどサラサラしていて、表面は滑らか。
撮影:森亮太
この滑らかなで細かな網目が、化繊製品を洗濯時の摩擦から守り、劣化や毛玉ができるのを防いでくれる。
大きさは70センチ×50センチで、シャツからシーツまでも入る、使いやすいサイズだ。
ちょうど化繊の夏用シーツを手に入れたばかりなので、他の化繊の服と一緒にさっそく洗濯してみた。
化繊製品を入れてそのまま洗濯機へ
撮影:森亮太
使い方は、化繊製品をネットに入れて洗濯機にかけるだけ。
ネットの中で洗濯物が動くスペースを確保するために、洗濯物を入れるのは2/3までにする必要がある。
網目が非常に細かいので、ちゃんと水が通るのか心配で洗濯機を覗き込んでしまったが、ちゃんとバッグの中まで水が行き渡っていた。
もちろん洗濯槽の中には、一緒に他の洗濯物も入れて洗濯できる。
洗濯を終えると何やらホコリのようなものが…
撮影:森亮太
洗濯を終えて洗濯物を取り出してみると、ネットの四隅にホコリのようなものが溜まっていた。
実はこれは化繊製品から抜け落ちたマイクロプラスチック繊維なのだ。
マイクロプラスチック繊維をろ過する洗濯ネット
これが実際にこの洗濯ネットを使ってとれたマイクロプラスチック繊維
撮影:森亮太
マイクロプラスチック繊維とは、化石燃料を原料とするナイロンやポリエステルなどの化学繊維から出る繊維くずだ。
このマイクロプラスチック繊維はろ過が難しく、洗濯機や下水処理場のろ過設備をすり抜けてしまう。
そうして川や海に流出した繊維を、魚や水生生物が食べてしまうことにより、生物の体に有害物質が蓄積するといった問題を引き起こしている。
グッピーフレンド・ウォッシング・バッグは、マイクロプラスチック繊維をろ過できる洗濯ネットなのだ。
ネットの四隅に溜まったマイクロプラスチック繊維は、袋を裏返すと回収できて、そのまま燃えるゴミに出して処理できる。
化繊の服だけでなく、デリケートな服もこの洗濯ネットのきめ細かな網目が毛玉や摩耗から守ってくれる。
お手入れが大変な服も、化繊製品もこのネットのおかげで環境に配慮しながら長く使っていけそうだ。
洗濯する度に服が傷む問題。パタゴニアで見つけた洗濯ネットが化繊の服の寿命を伸ばして、環境問題も防いでくれた - Business Insider Japan
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