2020年設立のニットのブランド「CFCL」が、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられる国際認証「Bコープ」を、日本のファッションブランドで初めて取った。サステイナビリティー(持続可能性)と洗練されたデザインを兼ね備えた服は、国内外で注目を集めている。
ブランドを象徴するアイテムは、陶器のように丸みをおびたニットのドレス。ペットボトル約18本を再利用した糸で作られていて、石油由来のポリエステル糸で生産するのに比べ、温室効果ガスが約50%削減されるという。再生素材をどれぐらい使い、原料の調達や製造の過程で二酸化炭素がどの程度出るのか。ホームページでは、シーズンごとに実際の数値を公表している。
ブランド名は「Clothing For Contemporary Life」の頭文字。「デザイナー個人の美意識を表すファッションではなく、現代を生きる人々の道具としての衣服」を掲げる。
設立した高橋悠介(37)は、もともとイッセイミヤケで約6年間、パリ・コレクションで発表する紳士服をデザインしていた。独立し、自分のブランドを持つのは念願だったが「これだけ服が余っている時代に、また服を作るのかと言われるだろうなとは思いました」と話す。
記事の後半では、Bコープ認証を取った理由のほか、三宅一生が過去に朝日新聞のインタビューで語った言葉も紹介します。業界紙「WWDジャパン」のサステイナビリティー・ディレクターにファッションと環境配慮をめぐる現状についても聞きました。
SDGs(持続可能な開発目…
三宅一生から学んだ「意味のある服」 とは CFCL・高橋悠介:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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