ぽっちゃり体型、アラフォーのファッション編集者の連載。幼いころからぽっちゃり体型で、長い間刷り込まれてきた「ルッキズム(外見至上主義)」。海外に引っ越してみて変わった心境と、それでもなお拭い去ることができない「ルッキズムの呪縛」についての思いを紹介します。
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写真:Shutterstock
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2022年にカナダに移住するまで、ずっと日本に住んでいました。途中、思春期や20代くらいまでは、日本の標準体型だった時期はありましたが、幼いころ、そして30代以降はほぼぽっちゃりしていたと思います。
小学生のころに、ぽっちゃりしたお腹を同性の友人に指摘されて以降、太っているのは悪いことだと思ってしまい、標準体型だった学生時代も「私は太っているんだ! 痩せなければ!」という強迫観念に駆られていたように思います。それ以降も、太っていることで私のことを知らない人から影口を言われたこともあれば、見た目をイジられ笑いにされたこともあります。いくら勉強を頑張っても、仕事を頑張っても、「ルッキズム(外見至上主義)の呪縛」から逃れることはできず、自分を好きになる、自分をありのままに受け入れる、なんて到底できませんでした。
そのため、いくら「ファッションは自分のために楽しむもの」と言われても、どうしてもやっぱり「周りの目」が気になって、少しでも太って見えにくい洋服を選ぼうとしてしまうのです。
日本に住んでいるときの日常ファッション
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世の中でプラスサイズモデルに注目が集まるようになり、人を見かけで判断するのはいけないよね、という風潮が少しずつ広まってきたこと、そして私も40代になり、まぁいいかと思えるようになったことで、少しずつ今のぽっちゃり体型の自分と前向きに付き合っていこうという気持ちになってきました。
でも、やっぱりこれまで長く刷り込まれてきた「ルッキズムの呪縛」はかなりしつこくて、「100%自分が着たい服」ではなく、「自分が着たい服×体の線が出すぎず、体型をカバーできる服」が洋服選びの基準。
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体型をカバーしやすいシャツ素材を選び、ジュエリーをちゃんとつけてだらしなく見えないように工夫を……。
「こんなファッションが好き!」と言いながら、もしかしたら無意識のうちに「体型がうまくカバーできる服」を「自分の好きなファッション」と思い込んできたのかもしれません。
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