大手衣料品メーカーがリペア(補修)サービスを相次いで始めている。ほころびを繕って一着の服を大切に着る――。サステイナビリティー(持続可能性)の意識の高まりとともに、そんな服の着方が注目されている。(長谷川陽子)
ユニクロは2022年10月、リペアやリメイクを専門に行う「リ・ユニクロスタジオ」を東京・世田谷千歳台店にオープンした。自社製品を対象に、有料で破れた箇所を修理したり、飽きて着なくなった服に刺繡(ししゅう)を入れたりできる。
「お客さまのニーズにマッチしているようで好評です」(広報)。現在は国内の計3店舗に常設している。ダウンや、ジーンズの股ずれの修理の依頼が目立つという。ドイツの店舗で始まり、現在はイギリスやシンガポールなど13の国・地域の24店舗にまで広がった。今後も国内外でサービスを本格化させる。
環境省が21年に公表した報告書によると、国内でリペアされる服の量は09年に1・5万トンと推計されていたが、20年には11万トンにまで増えた。こうした動きは海外でも進んでおり、現地報道によると、フランス政府は衣類や靴の廃棄を減らすため、10月から修理に補助金を支給すると発表した。ザラも22年11月にイギリスで自社製品のリペアサービスを始めた。今後、フランス、ドイツ、スペインでも同様のサービス提供を目指すという。
修理サービスで先行してきた…
ユニクロもザラも 「服は繕って着る」が新しい リペアサービス続々:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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