企業が提示する「服装自由」って、本当に自由ですか? 実践女子大学(東京都渋谷区)の学生らと紳士服大手の青山商事などが、就活生が抱える服装の悩みを社会課題として捉え、次世代の就活服について考える産学連携授業の最終報告会が7月12日、同大で開催された。就活服の歴史をはじめ、就職活動=黒紺のリクルートスーツという固定観念や服装による個性の表現など、学生ならではの視点で発表が行われた。
納得できる服装
産学連携授業は、青山商事を中心に26の企業・団体が、就活生が抱える服装の悩みに向き合う『#きがえよう就活』プロジェクトの一環として行われた。企業としても、学生が服装に迷わず就職活動ができる環境作りが必要という課題意識から始動している。
授業に臨んだのは、同大人間社会学部・広井多鶴子教授の科目『演習ⅡA』を履修した2年生26人。6チームに分かれ、今年5月から7回にわたって就活服の歴史をひもとき、企業の就活時の服装指定などを調査。自分や周囲が納得できる就活服について考えてきたという。
広井教授は「就活生は夏でもリクルートスーツ。企業の要請に従順に…という思いも働き、同調や画一化につながっている。社会は実は多様で懐が深い。一方、服装自由といわれたら、どんな服装でもいいのか? 学生も自由な発想で考えてほしかった」と授業の目的を語る。
へそ出しOK?
最終報告会では、学生らは作成したスライド資料を使って、就活服が抱える課題や解決方法を発表。青山商事の社員らが審査員として参加した。
「へそ出しや肩出しも清潔感があればいい」「就活服アプリを作り、求められる服装を検索できるようにしたい」「学生も働く人になるのだから、オフィスカジュアルを知って、就活服に取り込んでは」「就活服、仕事着、私服と使えるブランドがほしい」…。
さまざまな意見が発表されるなか、どの学生も苦慮したのは、個性(自分らしさ)とTPO(時・場所・状況)のバランス。その上で、「企業も社風の一端として選考時の服装や入社後の服装についての情報開示が必要」といった意見もあがっていた。
アイデアに驚き
参加した酒井彩乃さんは「リクルートスーツの印象がある青山商事という企業が、こうして学生の意見を聞いてくれた。多くの企業から、より良い就活につながる服装についての情報発信が増えてほしい」と要望した。
青山商事の岡本政和・リブランディング推進室長補佐は「働く人の服装も変化している。学生の皆さんの発表でも、オフィスカジュアルがキーワードとして挙げられ、専用カタログやブランドについてのアイデアもあり驚いた。未来の仕事服や就活服について考え、社会に還元していきたい」と話していた。
(宮田奈津子)
「未来の就活服」ってどうなる? 実践女子大生、青山商事と連携授業 - 産経ニュース
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