口コミやレビューなど、商品を巡る情報が多すぎて「選べない消費者」が増えています。こうしたなか、洋服を自分のために選んでくれるスタイリストのサービスが急成長しています。
■情報が多すぎて…“選べない人”増加
食べるものでも観る映画でも、迷った時に判断を委ねることができる「ルーレットアプリ」があります。
SNSの声:「観たい映画がたくさんありすぎるからルーレットで決めた」「めちゃくちゃ優柔不断だから選べない時はルーレットにする」
専門家によると、情報が多すぎて選べないという傾向はこれまで以上に高まっているといいます。
販売員などに「自分の希望をよく聞いて、それに合った商品をひとつだけ選んでほしい」と答えた人は、2013年と比べて6ポイント上がっています。
■会員数は3年で約2倍 ファッションレンタルのサブスク
こうしたなか、消費者の要望に応えたサービスがあります。
ファッションレンタルのサブスク「airCloset」。月額1万円ほどで、スタイリストが自分の要望に合った洋服を3着から5着選んでくれます。
現在の月額会員はおよそ3万3000人。そのうちの90%以上が働く女性です。
コロナも落ち着き出社する機会も増えている今、会員数はこの3年でおよそ2倍になりました。
スタイリストはどのように洋服を選んでいるのでしょうか?
スタイリスト NANAさん:「ご登録いただいている情報の中からどういうシーンで着るかとか、体形のお悩みだったりとかも色んなことを分析しながら、想像してお選びしております」
普段着ている服の系統はもちろん、「子どもがいるか」「仕事用の服なのか」など会員のライフスタイルに合わせ、洋服を選びます。
NANAさん:「この方は普段、落ち着いた色味の洋服を着られることが多いとのことなので。普段とは少し違った明るい色味を入れつつ、少し女性らしい花柄のフレアスカートを合せてみた」
■働く女性1着の服を買う時間は…5時間以上
プロが自分のためにスタイリングしてくれるサービス。実際に利用している2人の子どもを持つ女性はこう話します。
利用歴2年半 風間佳子さん(41):「毎回届く楽しみみたいなものが、生活の一部になっているのかな。毎回お洋服探しに行くのって、とても時間がかかる行為でもあると思う。スタイリストさんが考えてくれたコーディネートが届くというのは、時間的にもすごくいいなと思っています」
五大都市圏で働く女性が1着の服を店で買うのにかかる時間は、情報収集などを合わせるとなんと5時間以上かかります。
このサービスを始めた理由について、社長はこう話します。
airCloset 天沼聰社長:「忙しくても、新しいファッションに出会いたいというお客様、例えば働く女性やママさんが普段の生活リズムを変えなくても、もっとたくさんのファッションに出会っていただきたい」
(「グッド!モーニング」2023年11月16日放送分より)
増加する“選べない消費者”に…スタイリストが服提案するサブスク人気「毎回楽しみ」 - テレビ朝日
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