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Jumat, 01 Desember 2023

「エルメスのバーキンのような服を」 若手世界一デザイナーの野望は:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 若手デザイナーの世界的登竜門「LVMHプライズ」で今年、イタリア・ミラノを拠点にする「セッチュウ」のデザイナー桑田悟史がグランプリを受賞した。今回が10回目となるこの賞で日本人がグランプリとなるのは2018年の井野将之(「ダブレット」)以来、2人目の快挙だ。

 セレクトショップ「ビームス」の店員を経て渡英。名門セントラルセントマーチンズ美術大で学びながらテーラードの最高峰であるサビルローで働き、その後、有名ブランドを渡り歩いたという桑田。11月に一時帰国した際、朝日新聞のインタビューに応じた。

 「常に新しいものではなく、改良を重ねてエルメスのバーキンのような物づくりを」「欧州の手法に日本の文化を織り込む唯一無二の服にしたい」――。そのキャリア形成や服づくりへの思いを語ってくれた。

            ◇

 桑田悟史とセッチュウ。その名前が業界を駆け巡ったのは今年6月7日のことだった。ジョナサン・アンダーソン(ロエベ)、マリア・グラツィア・キウリ(ディオール)、ニコラ・ジェスキエール(ルイ・ヴィトン)、マーク・ジェイコブスら、そうそうたるデザイナーたちが審査員を務める賞の頂点に輝き、賞金40万ユーロ(6千万円超)と、世界最大のファッショングループLVMHの専門家チームによる1年間の指導を受けることになったのだ。「優れたテーラリングとエレガンスを融合させた、絶妙なカッティング。合理化されたコレクションを生み出した」。事務局から送られてきたプレスリリースには、そう明記されていた。

 この受賞に、日本の高級車ブランド「レクサス」が動いた。10月に東京で開催されたジャパンモビリティショーのブースに立つ13人のキャストが着用する服を、桑田に依頼したのだ。

 セッチュウの服は全てイタリア製。左右半分ずつをボタンで留めたドレスや、肩から裾にかけて折り紙を連想させるようなプレスがかかったジャケット。素材は上質なウールやシルクが使われている。テーラードの技術を駆使したハンドステッチや、平面と立体のバランスで独自性を際立たせるものが多い。

 レクサスのブースで着用された服はサステイナビリティーを意識し、余っていた生地や端切れなども使った。襟を立てるとアクセントになる裏の部分やパンツの一部などには、エアバッグ用の生地の端切れが用いられている。

 11月上旬、日本に一時帰国した桑田から話を聞くと、「エアバッグの生地は硬く、ミシンのステッチの幅や針なども変えて試行錯誤しながら作った」と明かした。

 世界的に注目されているデザイナーは、1983年生まれ、京都府八幡市出身。母や姉の影響で幼少時代から折り紙に親しみ、家庭科の刺繡(ししゅう)や縫製の授業が大好きだったという。そして、社会人になると、めまぐるしいキャリアチェンジを重ねた。

 高校卒業後に人気セレクトショップ「ビームス」に就職。大阪の梅田店の店員になり、そこで西口修平氏(ビームスFディレクター)と仕事をともにする。「ドレスコードとは何かを教わったのは西口さんから」と回顧する。西口氏は桑田にファッション辞典を読むよう指示し、お金がなかったころの桑田に自身の洋服を与えて「この服装で明日から店に立つように」などと温かく指導を重ねた。「本当に、西口さんがいなかったら、今の僕はありません」

BEAMS→英国→カニエ・ウェストのスタジオ…そして

 21歳の時、ロンドンの名門…

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