その印象は、全力疾走。河瀨直美監督の『2つ目の窓』で2014年にデビュー、いきなり主役を務めた。この映画は第67回 カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品となり、ご自身は第29回 高崎映画祭の最優秀新人男優賞を受賞。以来、村上虹郎という個性に、映画はもとよりテレビからも舞台からもオファーが相次ぎ、2017年には映画『武曲 MUKOKU』で第41回 日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞した。
新しい出演作品は、この8月20日から公開予定の白石和彌監督『孤狼の血 LEVEL 2』。役所広司さんと松坂桃李さんの共演で2018年に公開された前作『孤狼の血』は、強烈なバイオレンスと秀逸なストーリーテリングで第42回日本アカデミー賞において最優秀4部門を含む12部門の優秀賞に輝いた。『孤狼の血 LEVEL 2』は、その衝撃を次なるレベルに到達させたエンターテインメント超大作として完成が待たれていた。
「とにかく前作のクオリティもインパクトも凄かったですし、賞も総なめでプレッシャーはありました。役所さんの存在感が圧倒的だったので、今回はその役所さんの影のようなものにキャストもスタッフも全員でかかっていった感じ。僕のようなペーペーでもそうなんですから先輩の方々はもっとそうで、200％でいこうという空気が充満してました。現場の緊張感も熱気も尋常じゃなくて、もちろん仕事でしたけど仕事じゃない感じがしたというか。ほんとうに幸せな空間で、この道を選んでよかったと思える作品でした」。
村上さんは、松坂桃李さん演じる刑事のために動くスパイとして、敵対する組に入り込む近田幸太、通称チンタを演じた。ピュアなキャラクターのチンタは、自分の熱量を表出するタイプではない。
「試写を見て、ああ、もっと出せばよかったかな、引き算しすぎたかなという悔しい気持ちはありましたけど、他の皆さんとはちょっとテンションが違う役柄だったので」と村上さんは振り返るが、本編を観ればその言葉が意外に思えるほどの熱演で、チンタが背負った哀しい運命が深く心に刻まれる。
今、ZoffのCMにもご出演中で、THE BLUE HEARTSの大ヒット曲『夢』をアレンジした応援歌を熱唱している村上さんのメガネ感度は高く、“メガネと靴にこだわれば様になる” というのが日頃からの持論。
「服をあれこれ揃えるのって大変じゃないですか。だから顔と足、つまりメガネと靴をしっかりキメるように意識していれば、ちゃんとして見えるんです。コスパ的にもそのほうがいいし。いま、メガネは20本くらい持っていて、その中の3つ4つをメインに服装や気分に合わせて使い分けています」。
きょう選んだのは、Zoff CLASSIC Café series。静かなカフェで自分の時間をゆったりと楽しむ人をイメージした秋冬向けのクラシックコレクション。六角形の直線的なフレームラインは、知的で大人っぽい印象。エスプレッソを思わせるダークなカラーはクールなスタイリングにぴったり。
「この繊細さが気に入りました。ちょっとインテリっぽいフレームだけど弱々しい感じがない」。
写真下：Zoff CLASSIC Café series（ゾフ クラシック カフェシリーズ）ZN211010_42A1 ￥8,800（税込・セットレンズ代込）
新しいメガネで過ごしたい時間は？「都会の無機質な感じが好きだったんですけど、今はちょっとキツくなって。状況が許すようになったら、また屋久島に行ってみたい。この前はヤクシカを見られたんです」。
俳優としてのキャリアは7年。17歳から走り続けながら、村上さんは自分を俯瞰する冷静な目を持っている。
「まだまだですねえ、もっとできないとダメだなあとしか思えない、自分に対して。だから、もっと行けるのかどうかというのが常にあって、でも、それがエキサイティングなんですけど」。
昨日よりも今日、今日よりも明日。その存在、ますます輝く予感。
Zoffは、フレームとセットレンズ（ブルーライトカットコート）込で￥5,500から（税込価格）。フレームの品質保証１年間。レンズの度数交換保証も6カ月間付き。国内外315店舗※で皆さまのお越しをお待ちしています（※2021年8月末時点）。店舗により在庫状況は異なります。
お問い合わせ：ゾフ カスタマーサポート 0120-013-883（平日11:00～18:00）
https://www.zoff.co.jp
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