海外での経験をインスピレーションに変える
1995年生まれの佐藤は10代の数年間をカナダで過ごし帰国。その後、国際基督教大学へ進学し、現在はモデル、ライフスタイルブランド「AMATERAS」の代表兼デザイナーとして活躍中だ。ブランドを立ち上げようと思ったきっかけを訊いた。 佐藤:海外で生活して感じたことが私のなかでたくさんあって、日本の何かを発信したいなとカナダに住んでいる頃からずっと思っていました。それで大学を卒業するときに、就活をするのか自分で何かをやるのかっていう自分のなかでは二択になって、そのときは経営などについては無知だったんですけど、思い切って飛び込んだという感じですね。 別所:ブランド名は「AMATERAS」。日本には天照大御神という神様がいますけど……。 佐藤:その天照大御神さまの名前がモデルになっているブランドです。「太陽の神様のように輝く女性たちへ向けたブランド」というのがコンセプトになっています。名前がすごく和なんですけど、日本の名前を使っているのは、日本のデザインや日本のよさを海外に発信するというのもコンセプトにしているからです。そういうところに、私の育ちからきた価値観が入っているのかなと思います。 ライフスタイルにおけるニーズの1つとして、サステナブルが重要な要素になってきている昨今。「AMATERAS」ではファッションとしてどんなサステナブルライフを提案しているのだろうか。 佐藤:そもそもファッションってすごく環境によくないインダストリー(産業、製造業)なんですけど、「AMATERAS」では生地を無駄にしないようにという取り組みを毎シーズンやっています。無駄になってしまう生地を新しいもの、小物に変えたり、あとはサステナブルな生地の研究をちょうど今しているところです。 別所:持続可能な世界観を作るには、アパレル業界、ファッション業界は取り組むべき課題がたくさんあるんですね、 佐藤:そうですね、やっぱり意味があるもののほうが続くのかなと私は思っています。ただ可愛い洋服は作れるかもしれないけど、もっと環境のため、人のためになる意味のあるものを作っていきたいと思っています。 別所:ユーザーからの反応はどうですか。 佐藤:今のところはいい反応しかないですね。個人的には、サステナブルというワードはまだ流行り言葉でしかないのかなと感じていたんですけど、実際に形で見せることによってそれを使ってくれてる方々が、「日常的に意識できるようになりました」といってくれるので、一歩踏み出すのをこちらから提供するだけで、そのあとの意識を続けてもらえるのかなと思いました。 別所:佐藤さんご自身はサステナブルな暮らしをどんな意識で受け止め、ライフスタイルに取り込んでいますか。 佐藤:サステナブルっていろんな形があると思うんですけど、ブランドとしては勉強しながら、研究しながら反映させていくことを大きくやっています。個人的には1つのものを大事に使う、長く使うっていうのもサステナブルなんじゃないかなと思うので、お買い物するお店や買うものがただ可愛いものではなく長く使えるものに変わりました。
「私には似合わない」で、好きな服を諦める人も多いから…佐藤マクニッシュ怜子が自身のブランドで伝えたいこと(J-WAVE NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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