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Selasa, 31 Oktober 2023

「金欠だけど、命を燃やしてでも服を作る」布の代わりに新聞、本格ドレス作成:中日新聞Web - 中日新聞

米沢さんが新聞紙で作ったバレエ衣装=米沢さん提供

米沢さんが新聞紙で作ったバレエ衣装=米沢さん提供

 布を買うお金がないなら、新聞紙で作ればいいじゃない-。名古屋市のファッションアーティスト、米沢ゆきのさん(25)が金欠で途方に暮れる中、ごみになるはずの新聞紙を見てひらめき、本格的なドレスに仕立て上げた。米沢さんを突き動かしたのは「どうしても服が作りたい」という情熱。作品の写真をインスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)に投稿し、仕事につなげようと奮闘している。 
新聞を活用してドレスを作る米沢さん=名古屋市内で

新聞を活用してドレスを作る米沢さん=名古屋市内で

 ふんわりと広がるスカートに、ざっくりと肩が開いたバレエ衣装。モノクロの生地に目を凝らすと、文字がびっしり。「トップスは文字だけの金融面やテレビ欄。スカートには写真がある紙面を使い、柄っぽくしている」と米沢さん。今夏に完成した新聞紙の服だ。...

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Senin, 30 Oktober 2023

「メゾン マルタン マルジェラ」服オタク気質を刺激する2006年秋冬のジャケット【連載:sushiのB面コラム】 - FASHIONSNAP.COM

ファッションライターsushiが独自の視点で、定番アイテムの裏に隠れた“B面的名品”について語るコラム連載「sushiのB面コラム」。今月は、「メゾン マルタン マルジェラ」から2006年秋冬シーズンのジャケットを紹介。掘れば掘るほど、服オタクの感性を刺激する妙なディテール満載。いまホットなトレンド「クワイエット・ラグジュアリー」ならぬ、「クワイエット・ストレンジ」な魅力に触れる。

 しばらく続いたアイキャッチーなトレンドが段々と落ち着きを見せ、誌面やセレブリティのファッションの中でも、むしろ奥ゆかしく上質で、自身のラグジュアリーさや高い社会ステータスを静かに彩ってくれるようなスタイルが目を引くようになった。最近よく聞く「クワイエット・ラグジュアリー」というやつだ。目に留まりやすい大きなロゴの服は、確かに自らのステータスを伝える上で非常に有用であったと言える。だが、そういったスタイルは大げさで品性に欠ける、と感じる人も出てきたのだろう。

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 わかりやすいスタイルと奥ゆかしいスタイル、どちらがより良いということはないと思うが、個人的には後者の方が好きだ。前者のスタイルは自分の表したいことを、ファッションに興味を持たない人にも届けることができるという点で強い。一方で後者はいわゆる「わかるやつにはわかる」というやつで、特定の限られたコミュニティの中だけで共有されるマイナーな言語のようなものだと思う。そういったスタイルが徐々に広がりを見せているという事は、もしかするとその言語が通じる人口が増えているのかもしれない。つまり、富やステータスを大きな声で誇示するのではなく、控えめながら上質な素材やラグジュアリーな作りに十分に反映されていることで表現できたり、上辺だけではない自らの目に見えない思想を体現できることを重要視する、そういうファッション感度がよりディープな消費者の間で増えているのかもしれないということで、それ自体は良いことではないかと思う。

 だが、ラグジュアリーファッションについて最近薄々感じている事がある。それは、ラグジュアリーなファッションは自分の為には作られていないということだ。

 ラグジュアリーファッションは、ジャンルの特性として「裕福層向け」という点が確実に存在する。悲観的だが、自分はしがないサラリーマンであって、高貴な育ちでもない、ごく普通の一般人である。そんなラグジュアリーじゃない人間からすると、ラグジュアリーなファッションを身にまとってクワイエットに決め込もうとしても、自分の伝えたい思想が、自身に相応しくないラグジュアリーなアイテムを経由して表現されることは、本来の自分らしい表現でないように感じるのだ。そもそも控えめに上品に着飾ったところでひっそりと誇示するようなステータスや富も持ち合わせていないし、そういったものをアピールすることへの興味もないじゃん、と思ってしまうのである。

 さて、こんな救いのない話をしても仕方がないし、そんなことは考えても無駄なのでトレンドは素直に楽しめばよいのだが、ステータスの誇示や目に見えない思想の表現という話を置いておいても、控えめで上品なスタイルがこれから流行する、という見た目の話の部分は個人的にうれしいことだ。単純にそういう見た目のスタイルは好きである。問題は何を着て何を表現するかだ。自分が控えめな洋服を通じて静かに誇示したいことはいったい何なのだろうか。おそらく自分のような服オタクの読者の皆さんもみんなそうだろうと思うが、「自分、こんな面白い洋服着てます」という事じゃなかろうか。という訳で、今回は「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」2006年秋冬シーズンのアーカイヴから、一見何の変哲もないジャケットを紹介したい。

* * *

 テーラードジャケットに関しては、変にデザインが効きすぎていない、シンプルなものが好きだ。色は黒で、トレンドを意識しすぎたサイズ感やシルエットでもなく、かといってクラシカルなルールに縛られすぎない、普遍性と自分の好みのバランスに優れているものが理想だ。このマルジェラのジャケットは、アーカイヴを多く取りそろえるショップに入った時に偶然発見した物だった。長いこと理想的なダブルのジャケットを探していた僕は、店舗隅のラックにひっそりとかけられていたこの品の良さそうなジャケットが気になり手に取ったところ、本人期のマルジェラの物であることに気付く。こんな何でもないジャケットも作っているものだな、と思いながら試着をしてみると、ヒップも覆われる程度にゆったりとしながらも、オーバーサイズとまではいかない緊張感があり、理想的なサイズ・シルエットの一着だった。だが、一つ怪しい点があった。

 2006年当時、シンプルな定番品を取り扱う14ラインが既に立ち上がっていたにもかかわらず、このジャケットのカレンダータグにはメンズのコレクションラインである10番に丸が付いている。マルジェラ本人がわざわざこんなシルエットがいいだけの“何の変哲もない”ジャケットを10で作るのだろうか、そんなことを思っているとある違和感に気づく。やたら前身頃が長いのだ。よくよく見ればベントなし、袖ボタン無し、ポケットはフェイク、サイズ表記は54。普段マルジェラは44~46サイズがちょうどの自分がぴったりなのにも関わらずだ。なんだこれはとディテールをひっくり返してみると不自然な仕様があれよあれよと出てきた。この“見た目は何でもないくせによく見るとおかしい”ジャケットは、アーティザナルや有名なアーカイヴピースではないが、だまし絵的なトリックや、もしかしたら大きいサイズのジャケットを再構築しているのか?と思わせるようなマルジェラ節がかなり効いている。自分の服オタク気質と、シンプルなデザイン好き、という点を同時に刺激してきた個人的なB面的超名品なのである。

 もし自分のスタイルを着ている服で表現してください、と言われれば、おそらくこのジャケットを羽織ると思う。僕は変なディテールが詰まった洋服が大好きだけど、見た目としてはシンプルにバランスよくまとまっているものを好む。シンプルな出で立ちで一見すれば普通のダブルのジャケットだが、説明されないとわからないような妙なディテールであふれているこの一着は、控えめながらも自分の好きな洋服感を控えめながらも色濃く反映している、クワイエット・ラグジュアリーならぬ、クワイエット・ストレンジなジャケットだ。ラグジュアリーである必要は自分にはない。一番主張したいことは、富やステータスではなく、“洋服が好きだ”という事なのだから。それが表現できる洋服を着ていることが、自分にとって最も豊かなことではないだろうか。

* * *

 ちなみにこの文章を書いている今、知人の結婚式で大阪に来ている。せっかくなのでとマルジェラのジャケットを着てきているのだが、実は内ポケットも通常のジャケットの3分の1程度の深さしかなく、先ほど少し前傾姿勢になったときに胸ポケットに入れていた携帯が落下して画面が損傷した。ラグジュアリーなジャケットであれば当然機能性も担保されているであろう為、こんなことにはならなかっただろうか。それでも自分は、このジャケットが自分にとって最適であると言い聞かせるのである。

>>次回は11月30日(木)に公開予定

15歳で不登校になるものの、ファッションとの出会いで人生が変貌し社会復帰。2018年に大学を卒業後、不動産デベロッパーに入社。商業施設の開発に携わる傍、副業制度を利用し2020年よりフリーランスのファッションライターとしても活動。noteマガジン「落ちていた寿司」でも執筆活動中。3月よりYouTubeチャンネル「着道楽による備忘録」配信開始。

FASHIONSNAP 過去連載「あがりの服と、あがる服」記事一覧

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子供服が新ブランドを相次ぎ投入 トレンドが変化、新客獲得へ - 繊研新聞

 子供服に動きが出てきた。主要な子供服企業が今秋から来春にかけて相次ぎ新ブランドを投入する。既存ブランドにはないポジションを狙い、新しい客層の獲得を目指す。

(金谷早紀子)

【関連記事】22年度子供服売上高ランキング 21年比1.5%増、19年比では1.9%減 上位企業の寡占化が一層進む

 要因は複数ある。コロナ下で成長したECが鈍化し、新客獲得が課題になった点。子供服のトレンドが、長年続いた〝くすみカラー〟のシンプル服から、ビビッドな色使いに潮目が変わっている点だ。くすみカラーの服はブランド間で差別化が難しく、低価格専門店も追随して価格競争に陥った。各社の主力ブランドは、くすみカラーが中心のSPA(製造小売業)業態が多く、新客獲得には異なるテイストのブランドが必要になっている。

豊富な色展開

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子供服が新ブランドを相次ぎ投入 トレンドが変化、新客獲得へ - 繊研新聞
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Minggu, 29 Oktober 2023

「後ろからやって来た男に抱きつかれたり、服を脱がされたりした」路上で女性押し倒し、衣服脱がす…神戸市の団体 ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN

島根県松江市内の路上で、女性を押し倒し、衣類を脱がせるなどのわいせつな行為を行ったとして29日、兵庫県神戸市の男が松江警察署に逮捕されました。不同意わいせつ致傷の容疑で逮捕されたのは、神戸市に住む団体…

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エイポック エイブル イッセイ ミヤケ“ストライプが躍動する”漆黒の服、指揮者・井上道義と協業 - Fashion Press

エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)の新プロジェクトとして、指揮者・井上道義との協業による「TYPE-Ⅰ MM project」が始動。シャツやドレスなど全6型が2023年11月1日(木)よりエイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山ほかにて販売される。

エイポック エイブル イッセイ ミヤケと指揮者・井上道義の協業プロジェクト

ジャケット198,000円
ジャケット198,000円

様々なクリエイターたちとの協業により、革新的なプロジェクトを展開してきたエイポック エイブル イッセイ ミヤケが、今回タッグを組むのは井上道義だ。

エイポック エイブル イッセイ ミヤケ“ストライプが躍動する”漆黒の服、指揮者・井上道義と協業|写真19

井上は、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督などを歴任し、斬新な企画と豊かな音楽性で一時代を切り開いた。これまで数々の輝かしい経歴を残してきたが、2024年12月にて指揮活動の引退を公表している。

“音楽とともにある”コレクション

ドレス 220,000円
ドレス 220,000円

そんな日本を代表する指揮者のひとりである井上道義との協業で進める「TYPE-Ⅰ MM project」は、まさに“音楽とともにある”コレクションだ。衣服と音楽と人の新しいアンサンブルを奏でるための新たな試みとして試行錯誤を重ねた末に、シャツ1型、スタンドカラージャケット1型、パンツ2型、ドレス2型の全6型を完成させた。

「特別な黒」と“五線譜”のようなストライプ

パンツ 74,800円
パンツ 74,800円

素材は、これまでの「TYPE-Ⅰ」同様に、ソニーグループが開発した米の籾殻を原料とするトリポーラスを、糸に練り込んで使用。消臭・抗菌効果や高い洗濯耐性といった機能性をもつほか、従来の染色で実現しえなかった「特別な黒」を表現している。

ドレス 220,000円
ドレス 220,000円

また、今回はイッセイ ミヤケの独自技術であるスチーム ストレッチ技法によって、これまでの「TYPE-Ⅰ」にはなかった躍動感ある仕上がりを実現。五線譜のようなストライプが立体的に施されており、身に着ける人とハーモニーを奏でるように自由で軽やかな動きを見せる。

限定3店舗でドキュメンタリー映像の上映も

エイポック エイブル イッセイ ミヤケ“ストライプが躍動する”漆黒の服、指揮者・井上道義と協業|写真14

なお、プロジェクトのプロセスを追った一編のドキュメンタリー映像では、井上のもとに集まったオーケストラの65名がエイポック エイブル イッセイ ミヤケの衣服を身に着けている。同映像は、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 京都、イッセイ ミヤケ ギンザ / 442の3店舗にて特別上映される。

【詳細】
「TYPE-Ⅰ MM project」
発売日:2023年11月1日(木)
取扱い店舗:エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 京都イッセイ ミヤケ 銀座 / 442イッセイ ミヤケ 丸の内イッセイ ミヤケ 船場、公式オンラインストア
価格:
シャツ 66,000円
ジャケット198,000円
パンツ 2型 各74,800円
ドレス 2型 各220,000円

■特別プログラム
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 京都、イッセイ ミヤケ ギンザ / 442の3店舗では、プロジェクトに迫ったドキュメンタリー映像(本編14分)を店内で特別上映。
※事前予約不要

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伊織もえ、強そう?でもかわいい!チャイナ服姿【写真】:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

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伊織もえ、強そう?でもかわいい!チャイナ服姿【写真】:中日スポーツ・東京中日スポーツ  中日新聞
伊織もえ、強そう?でもかわいい!チャイナ服姿【写真】:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞
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Sabtu, 28 Oktober 2023

インフルエンサーが生み出す新たなファッション、「本当に作りたい服」をSNSで実現 デザイン類似で「炎上」リスク、ファッション ... - au Webポータル

ファッションの新たなトレンドが交流サイト(SNS)から生まれている。その主役は「本当に作りたい服」に...

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あのちゃん、アメリカでの“お姫様”コーデ披露!「僕服イケイケだ~」「何着ても似合っちゃう」とファン絶賛 - スポーツ報知

 歌手でタレント・あのちゃんが28日に、自身のSNSを更新。現在訪れている米ジョージア州でのオフショットを披露した。

 あのちゃんは自身のインスタグラムに「#僕服」とだけハッシュタグを付け、コーディネートを公開。水色のシャツに黒のジャンパースカートを合わせ、街中でポーズを取る様子など複数枚を披露した。

 フォロワーからは「僕服イケイケだ~靴かわいいです」「なんか綺麗(きれい)。そして、可愛(かわい)いしっー!」「カッコ、可愛い」「何着ても似合っちゃうんだよなぁ」「すごくお姫様で、かわいい」といった声が寄せられている。

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あのちゃん、アメリカでの“お姫様”コーデ披露!「僕服イケイケだ~」「何着ても似合っちゃう」とファン絶賛 - スポーツ報知
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上白石萌歌のぐるぐるまわる、ときめきめぐりVol.10 デザイナー 田中文江 – 装苑ONLINE - 装苑

上白石萌歌さんが、ジャンルを問わず今気になる人を訪ねてお話を伺う連載です。ファッションが大好きな上白石さんが今回訪れたのは「FUMIE=TANAKA」のデザイナー田中文江さん。幼いころから服が大好きで、見事デザイナーの夢をかなえた田中さん。そんな田中さんの頭の中を上白石さんがそっと覗きます。幼いころは?次のコレクションは?将来は?・・・。「FUMIE=TANAKA」の素敵なアトリエで会話がはずみます。

最新の2024年春夏コレクションのこと

上白石萌歌(以下 上白石) 次のコレクションの準備で忙しいときにありがとうございます。今季の秋冬の服を拝見させていただきました。美しいグリーンや柄物のアイテムがたくさんある中、私はグリッターの短いニットがとても気になりました。文江さんの作る服は、特別な日に着たい服です。でも今回はテーマが”365days”ということだから、日常が特別になるようなニュアンスなのでしょうか。

田中文江(以下 田中) 1年前のショーの時に、ロシア・ウクライナ戦争が勃発していて、私自身反戦といえども自分自身どうすることも出来ず、ただみんなに向けてこの気持ちを伝えるということで開催したものでした。一瞬でもいいから今ある幸せを願おうと。モデルの中にはウクライナ人もいればロシア人もいて、ラストではみんなが円になって手を合わせて。感情が高ぶる中でとても複雑な気持ちだったのを覚えています
あれから1年、落ち着いて今の状況を俯瞰で見た時に、いろんな意味で頑張りすぎていたような気がしたのです。今回は”365days”とテーマをつけて、自分の1年はどうだったかなと振り返ってみたコレクションでした。

上白石 今までのいろんなテーマを踏襲した、着たくなるような服がたくさんある感じがしました。みんな特別な服なのに、不思議と日常に溶け込むような服でしたね。 田中 私の服を買ってくださるお客様は、特別な日に着たいとおっしゃいます。もちろんそれは嬉しいのですが、自分で特別な日を作りたくなる服であってほしいとも思います。行動したくなる服って素敵ですよね。 上白石 服を買った時の嬉しい気もちがピークではなくて、その後生活する中で寄り添ってくれる服。服って新しいインスピレーションを与えてくれるものだと思うんです。これを着てあの人に会いたいとか、あの場所に行ってみたいとか、自分だけでは行動できないことに服が力を貸してくれる感じがします。特に文江さんの服は、民族的なニュアンスが感じるので、袖を通すだけで異国にトリップする感覚もあります。服が変わると聞く音楽が変わったり、視点も変わったりするけれど、そんな力が具わっているような気がします。 田中 そう言っていただけると、今までやってきて良かった!って本当に思います。衣食住という言葉があるように、着ること食べること住むことは、生活をしていく上での基礎。その中で、衣服については贅沢に思われがちだけど、そういう言葉が存在するということは、何かしら人の心をコントロールする力があるということ。人の気持ちを動かすって、すごい力ですよね。髪型変えたら服も変えたくなるし、誰かに会うときは会う人を想像しながら服を選んだり。それはとても素敵な時間。 上白石 服って不思議ですよね。900円ぐらいの白Tでも生活できるのに、それでは満足できないときもある。服には特別な一日にしてくれる力があるんですね。 田中 そうですね。それにその服を手に入れるまでのストーリーもありますよね。どうしても欲しいから、仕事を頑張ってやっと手に入れたとか。高価で質のいいものなら、自分の子どもにまで引き継げる服にもなります。

幼いころからデザイナーになりたかった

上白石 文江さんは、幼少期はどんな子供だったのですか? 田中 私は小学生の頃からずっとデザイナーになりたかったんです。あ、でも一度だけブレたことがありました。デザイナーになるかプロレスラーになるかって。勝負が好きで、空手に通っていたりしたから。でもファッションがやっぱり好きだったので、その道は諦めましたけどね(笑)。年齢が上がるほどに、デザイナーへの夢は大きく膨らみました。デザイン画を描いて出版社に送って、その服をスタイリストさんがスタイリングして雑誌に載るという企画がありました。まだ中学校だったかな。 上白石 それはすごいですね!デッサンの勉強はしていたのですか?  田中 実はデッサンがとても苦手でした。当時は人に物事を伝えることがうまくできず、ファッションでやりたいことはデッサンで伝えるしかなかったので、ひたすらデッサンを学ぶために美術の学校に通いました。美術だけしかない芸術に特化した高校です。 上白石 ビジョンがちゃんとあって、その頃から進むべき道が見えていたんですね。 私、文江さんのデッサンがとても好きなんです。アニメーションみたいに動き出しそうなところが。 田中 頭の中に思い描いているものを一気に表現します。躊躇してしまうとペンが止まってしまうんですよね。その線の強弱やブレで、迷っているかどうかわかります。自分の中にあるものを表現するというトレーニングは常にやっていることで、それが萌歌さんに伝わっているのはとてもは嬉しいです! 上白石 もはや芸術家ですね。画家も素描から始まりますし。根底は一緒で、そこから絵に進むのか、服に進むのかですね。 田中 画家もデザイナーも基本的に自由だと思います。けれど、それを創造できるかどうかということが、仕事として成り立たせることに繋がりますね。

「FUMIE=TANAKA」のイコールに込めた思い

上白石 紙の上に描いた動きのあるデザイン画を、服として立体にするのは大変なことですよね。 田中 私だけでできるわけじゃなくて、まわりの人の助けがあるからこそ。私の心の中の思いをパターンナーが汲み取ってくれて、何度も話し合って出来るものです。私はデザイン画は完全に仕上げず、あえて80、90パーセントにして、パターンナーに対して余白を作っておくのです。そこの部分をパターンナーがどう解釈するかがとても楽しみ。実際に私が思っているより素晴らしいものができることもありますから。 上白石 「FUMIE=TANAKA」のチームには、文江さんの旦那さまもいらっしゃいますね。旦那さまとはずっと二人三脚で一緒にブランドをやっているのですか? 田中 はい。お互いにファッションが大好きで、仕事以外のプライベートの時間でも、ずっとファッションの話をしているんですよ。 上白石 ブランド名の「FUMIE=TANAKA」の間にあるイコール記号なんですが、最初どういう意味かなって思ったことがあって。旦那さまとともにあるブランドだという意味合いなのですね。今日お会いしてこうやって繋がっているんだって納得しました。夫婦というものを超えた戦友というか、人生においての強い意味でのパートナーということが伝わって感動しました。イコール記号にすべてが込められているんだなって。 田中 すごいですね!そこに気づいていただけるなんて。今まで1回ぐらいしか、このイコールの意味を聞かれたことがないんです。私にはものづくりしかできないので、私に出来ない部分を任せています。どこのブランドもそういう方がいらっしゃると思うのですが、それが私の場合はパートナーだった。私の性格も知っているし、質問したことに率直な答えが返ってきます。間違えた方向に行くと軌道修正してくれるし。客観的に見てすべてをコントロールしてくれるんです。

経験の中で培ってきたものづくりへのこだわり

上白石 服を作る上でいちばん迷う部分はどこですか? 田中 毎回ショーが終わった後に、お店のスタッフや服を買ってくれた方々のために、次に何ができるかを考えます。そこを疎かにしてはだめだから。何かをやるのであれば最高なものにしたいと常に思っているので、どういう方法で皆さんに還したらいいか、何をするのか、それを考えるのがいちばん悩むかしら。デザインはどんどん出てくるんですけどね。 上白石 還すという言葉が新鮮ですね。ファッションにおいて循環というものに気を留めたことがありませんでした。お店のスタッフのこと、着る人のことを考えなから作られていること、大きく全部が回っているんだなって思いました。 田中 今はデザイナーって言えばだれでもデザイナーになれる時代。でも年月をかけて築き上げたものには、経験や人との繋がりというものがあります。工場で働いている職人さんにわがままを聞いてもらえるのもそれがあるから。ものづくりはできても、その裏にある経験の深さは、なかなか簡単に手には入れられません。 上白石 服がお店に並んで、手に取って買って着るまでに、いかにいろんな工程があって、そこに見えない人たちの技術や力が加わっているというのがわかります。買うことに集中するとなかなかそこまで見えないけれど、そこをきちんと感じていたいなって思いました。 田中 買ってくれるお客さんは、“あ、この服かわいい!”という、その第一印象で手に取るのでいいと思うんです。でも、作る側はものづくりに対するこだわりは持ちたいですね。それこそ昨日日帰りで新潟に行って、工場の方と打ち合わせをしたのですが、わずか2時間半でも、電話やメールで伝わらない部分を伝えに行くことで、工場さんに真剣度が伝わるんです。時間がない、忙しいじゃすまされないんですよね。 上白石 着る側として、服の第一印象はとても大事ですが、さらにバックボーンに思いを馳せられたら、よりファッションが楽しくなると思います。工場さんとの信頼関係、そこにもイコールがあるんですね。 田中 誰とでもイコールになれます。プラスではなくイコールね!お互い一緒の目線であることが大切なんです。

2023-24年秋冬コレクションを飾った花のドレス

好奇心を持つこと。それが私にとって大事なこと

上白石 デザイナーの仕事は、常に季節を先取りして、1年が目まぐるしく過ぎていくのだと思いますが、そんな中でインプットはどのようにしていますか? 田中 すべてに対して好奇心を持つことでインプットできているかもしれません。“なんで?”って思った時に物事は吸収できるから。子供って成長時期に“なんで?なんで?”って聞いてくるでしょ。あれと同じで、一つ一つのことに“なんで?”って思うようにしているのです。例えば、昨日乗った電車のシートがピンクのジャガードだったのです。なんでなんだろうと外の景色を見ながら考えたんですが、背景の畑のグリーンとの対比の美しさを見せるためだと自分なりの答えが出ました。 上白石 やはり色彩に関して思うことが多いですか? 田中 それももちろんあるのですが、なぜそうしたのかという理由を考えるのです。
上白石 それと感覚が似ていると思うのですが、私はひとりで喫茶店に入って、まわりの人の会話や表情を見て、それをお芝居に生かしているんです。このタイミングでそういう顔をするのかとか、やっぱり驚く時の声はこういうトーンだなって。職業病じゃないけど、普段の些細なことにとても敏感に反応してしまうんです。 田中 特に俳優の萌歌さんはそうかもしれないですね。まわりの表情とかタイミングとか、演技する上で今までやっていたことが実際は違っていたり。人間って本当に驚いたときは声がでなかったりしますよね。
つい先日、あるレストランで思ったんですが、テーブルセッティングも素敵で食事も美味しいのに、消毒用のアルコールがそのままおいてあるんです。入れ替えればいいのになって。そういう些細な事が気になっちゃうんです。 上白石 その日常の些細な“なんで?”を自分の中に取り入れて仕事に生かそうとしたときに、あらためてこの仕事が好きなんだなって気づかされます。 田中 そう。だから常に“なんで?”ということは思っていたいですよね。 上白石 いつか「FUMIE=TANAKA ?」というブランドもできるのでは?(笑) 田中 あ!あり得ますね!(笑)  “なんで?”という疑問をもちつつ、日常に満足しないことは、私にはとても大切です。 上白石 今後の目標はありますか? 田中 目標の一つとして海外進出はあります。ただ海外で発表したら続けなければいけないと思っているので、そのタイミングや発表の都市は見極めなければなりません。そして、もう一つ。もっとお客さんと触れ合える場所があればと思います。それから・・・実はファッションじゃないこともやりたいと思っているんです。でもそれはもっと先のことで、デザイナーを引退をしたときのこと。でもそれは今は内緒です。

アトリエの一角にある田中さんの作業場

海外旅行で買い集めた小物コレクション

ベスト ¥52,800、ブラウス ¥38,500、パンツ ¥41,800、シューズ ¥62,700 全てフミエタナカ(ドール)/イヤリング スタイリスト私物

NEXT:上白石萌歌さんが2023-24年秋冬コレクションを素敵に着こなしたファッションストーリーを。

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シンプル服でもおしゃれに見える人が「絶対にやらないこと」とは?誰でも着こなし美人になれるコツ « 女子SPA! - 女子SPA!

こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。 突然ですが、皆さんのまわりもこんな人はいませんか? 着ている服に派手さはなくシンプルなのに、洗練されて見える人。そういう人こそ本当のオシャレさんといった感じで、とても素敵ですよね。
シンプル服

画像:WEAR

では、どうすればそんなオシャレな着こなしができるのでしょうか。今回は、シンプルだけど小ワザの効いた着こなしを実現する3つの法則をご紹介します。 【イラストをすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

1:シルエットの美しい服を選ぶ

例えば、一見誰もが持っているような白のシャツやデニムの着こなし。たったそれだけでサマに見える人は決まって、自分の体に合ったシルエットの美しい服を身につけています。 シルエットの美しい服を選ぶ一口にシルエットの美しい服といっても、どうやって選べば良いのか判断が難しいですよね。筆者の場合、ふだんスタイリストとして見極めているポイントは以下の点です。洋服のシルエットの美しさを重視せずに買い物をしていた方はぜひ、参考にしてみてください。

体に合うトップス・ボトムスの選びのポイント

<トップスの場合> ・身幅にゆとりがあり過ぎるものを避ける ・着丈は腰丈あたりを限度とした長さを選ぶ ・体の肉感を拾わない、ハリ・立体感のある素材を選ぶ <ボトムスの場合> ・腰回りはジャストサイズのものを選ぶ ・パンツは股ぐり形状(※)が広すぎず、狭すぎないデザインを選ぶ ・ストレッチ素材を極力避ける 見極め要素はあげればキリがありませんが、上記のポイントを意識するだけでもシルエットの美しい服に出会える確率は高まります。 ※股ぐり形状とは パンツを股部分のカーブ曲線のこと。着用した時に股が食い込みすぎたり、余りすぎていないジャストフィットのものを選ぶと良いです。
【ファッションのお悩み募集!】
ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子さんが、あなたのファッションの悩みにお答えします。相談したい方は、こちらの「お問い合わせフォーム」まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【ファッション相談】を入れ、お送りください。コーディネートのこと、体型カバーのことなど、ファッションに関することであれば何でもOKです。
※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。

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Jumat, 27 Oktober 2023

顔や服にまとわりつく「雪虫」大量発生、空中が真っ白に見える札幌…猛暑で「繁殖回数が増えた」 - 読売新聞オンライン

 冬の訪れを知らせる「雪虫」が今年、大量発生している。夏の猛暑の影響とみられ、札幌市中央区の大通公園では25日、顔や服にまとわりつく虫を払いながら歩く市民らの姿があちこちで見られた。

 「雪虫」は、ともにアブラムシの一種で分泌物の綿毛が雪のように見える「トドノネオオワタムシ」や、仲間の「ケヤキフシアブラムシ」のこと。例年、夏場に繁殖して秋になると木々を移動するため、10月頃に空中を漂う。

 ただ、今年は、場所によっては空中が真っ白に見えるほどの大量発生となっている。生態に詳しい北海道大の秋元信一名誉教授は、「猛暑の影響で雪虫の繁殖回数が増えたことが原因」と解説。11月上旬頃まで続く見通しを示した。

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顔や服にまとわりつく「雪虫」大量発生、空中が真っ白に見える札幌…猛暑で「繁殖回数が増えた」 - 読売新聞オンライン
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清野菜名、ラフなデニム姿公開に「どんな服でも似合うのうらやま」「前髪ありは反則すぎる」の声 - スポーツ報知

 女優の清野菜名が27日に自身のSNSを更新し、ラフなデニム姿を公開した。

 清野はインスタグラムで「おつかれーらいす」とつづると、トレーナーにデニム姿のショットを複数枚アップ。ラフな姿でおちゃらける様子を披露した。

 この投稿には「おつかれーらいす!」「浮いてるダンスや!」「前髪ありは反則すぎる」「無邪気な感じもかわいいー」「どんな服でも似合うのうらやま」などのコメントが寄せられている。

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清野菜名、ラフなデニム姿公開に「どんな服でも似合うのうらやま」「前髪ありは反則すぎる」の声 - スポーツ報知
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Kamis, 26 Oktober 2023

「似合う服がわからない」を終わらせる6Daysレッスン!『「センスがいい人」だけが知っていること』発売 - PR TIMES

「センスがいい人」だけが知っていること「センスがいい人」だけが知っていること

洋服はたくさん持っているのに、着たい服がない。そもそもおしゃれに自信がない。自分に何が似合うのかわからない。

そんな悩みが生まれてしまうのは、「ファッションの仕組み」を知らないから。ファッションにも理論や仕組みがあり、それを知るだけで簡単に「センスのいい着こなし」ができます。

ベストドレッサー賞審査員をつとめ、これまでに8万人以上のスタイリスト、アパレル販売員など、ファッションのプロを育成してきた「服飾学」の第一人者が、時代にもトレンドにも踊らされずに自分の洋服を選ぶ方法をお伝えします。

  • 著者プロフィール

しぎはら ひろ子(しぎはら ひろこ)

ファッション・プロデューサー。服飾専門家。(一社)日本パーソナルスタイリング振興協会代表理事。**

デザイン教育の名門、神奈川県立工業高校産業デザイン科を卒業後、松下通信工業の研究開発部で、デザインと機能の研究開発職に就く。23歳でファッション業界に転職し、デザイナー、アパレル企業コンサルティングファームを経て、ミストグレイ・ファッションプランニングを設立。シューズブランド「JELLY BEANS」の立ち上げ、「SHIBUYA109」「JR東日本(アトレ)」「ベルメゾン」などのブランド戦略や商品企画などに携わり、経営者、作家などビジネスマンのために「存在感を際立たせるスタイリング」も行う服飾戦略・服育の第一人者である。

ロジカルにファッションを説明できる稀有な服飾専門家として幅広く活躍中。

  • 書籍情報

『「センスがいい人」だけが知っていること』

著者:しぎはらひろ子

発売日:2023年10月26日

定価:1,870円(税込)

ISBN:978-4-413-23326-2

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「似合う服がわからない」を終わらせる6Daysレッスン!『「センスがいい人」だけが知っていること』発売 - PR TIMES
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買い物って、やめてみるとすごい無駄なことをしていたと思う【稲垣えみ子さん】 | ファッションエディター昼田祥子 断捨離で見えた ... - mi-mollet(ミモレ)

ファッションエディターの昼田祥子です。今日も引き続き、私の憧れの人、稲垣えみ子さんのインタビューをお届けします。

前回記事
「服は減ったのに悩みがなくならないのはなぜ?数を減らすこと=ゴールじゃない【稲垣えみ子さん】」>>

私の場合、服を減らし、身の回りのものも減ったので暮らしはシンプルになりましたが、家事は苦手。稲垣さんが実践されている「ラク家事」は、丸ごと真似したいくらい。(ぜひ、家事が苦手な人は稲垣さんの新刊を読んでほしい!)

昼田「私は料理が大の苦手で、時間をかけたわりに、あれ? これだけしか作れてなかった、とか、レシピ通りにしたいからいらない食材を増やしてしまったり、もう料理ってストレスしかなかったんです。それが本にある『調理法別に3種類を作る』という考え方を取り入れてみたら、一気にラクになったんです。あれすごいです!」

稲垣「あ、あれ密かに好評です。よく言われます。自分で言うのもなんですけど、完璧ですよね」

昼田「稲垣メソッド、すごいです! あの考え方ができるようになって、献立を考えるのがラクになりましたし、料理を効率よくできているのがうれしくて。それまでの私は手の込んだものを3つ作ろうとしていたりして、自分で料理を複雑にしていたなとも思います」

稲垣「嬉しいです。これオリジナルメソッドなんですよ。肝心なのは料理より献立。献立ってバランスだから、生、ちょっと炒めたもの、煮込んだものがあったら何も考えなくてもバランス的にいいんですよね。我ながら完璧なメソッドです」


これが落ち着くよねっていうものがない。
それってすごく自分で不幸だったなと思う


昼田「で、やっていくうちに、今度は私って意外とできるんじゃないかと思いだして、参鶏湯とかつい凝ったものを作ろうとしてしまう。どんどん広げようとする一方で、可能性を広げると自分を苦しめることになるというのも、わかるんです。どう折り合いをつけたらいいのかなって」

稲垣「もちろん広げたい人は広げたらいいんです。でも今ってSNSとかでそういう凝った料理を作った人がたくさんアップしたりすると、自分もやらなきゃとか、参鶏湯作れないと、みたいになりがちですよね。さらに、料理を作る奥さんに、夫や子供がそういうのを作れないのが手抜きだとか言ったり、自分だけじゃなくいろんな人が、そっちの方向に圧をかける。私も以前はどっちかというと参鶏湯作っちゃう方向の人だったんですけど、今思うのは、外で食べるご飯の美味しさと、家で食べるご飯のおいしさは違うということ。いい悪いじゃなくて、別の価値がある。なのに今は、外で食べるものをみんな家で作ろうとしているんですよ」

昼田「たしかに、うちも外と家ごはんが一緒になっちゃってます」

稲垣「こういう生活を始めて自分で気づいたんですけど、家のご飯って毎日おんなじっていうことに価値があるんです。外でいろいろ食べたときに、早くあの家のご飯と味噌汁が食べたいってなる。いつものものを食べる幸せ。ほっとする、重心がある、ここに帰ってきたいっていうのが家庭料理だから、家庭料理がとっ散らかっていたら帰っていく場所がない。家でも外とおんなじバリエーションに富んだものを食べていたら、これが落ち着くよねっていうものがない。それってすごく不幸だったなということに、今こういう生活をしてみて初めて気がついたんですよね」


毎日一緒で、美味しすぎない、
それこそが家庭料理の価値


稲垣「家のご飯は、いつも一緒で代わり映えがしないっていうことに最大の価値があって。外国に行って帰ってきたら、早く味噌汁とご飯食べたいってなるじゃないですか。結局そういうものがみんな好きなんですよ。なのに、なんで日本に帰ってくると世界の料理を作っているの? みたいな」

昼田「わかります。海外に行っても結局、持っていったご飯と味噌汁を食べてました」

稲垣「もちろん、家でシェフばりに作りたい人は作っていいけれど、それが唯一の正解では全くない。正解はこっちよねっていう考え方もある。だから今日も味噌汁とご飯?みたいなことをいう輩がいたら、私なら『正座! そこに座りなさいっ! 』って」

昼田 「(笑)」

稲垣「最近はさらにおかずを作らなくなって、もう漬物とのりで十分。それ以上は、私にとってはちょっと過剰ですね。余っちゃう」

昼田「すごいなぁ。でも、将来的には私もそうなりたいです」

稲垣「一番厄介なのは料理を作らない家族なんですよ。あの人たちは、家で外食を食べている気になってますよね。たとえば料理を作らない家族が『今日も同じメニューか』って言ったら、『自分で好きなものを作っていいよ』でいいじゃないですかね。作ってはじめて自分が何を食べたいかがわかるところがあります。作ると作らないかでは全然違うんですよね」

 

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Rabu, 25 Oktober 2023

「ハロウィン、警察服はNG」...警察服コスチュームの販売を取り締まり=韓国 - グノシー

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「ハロウィン、警察服はNG」…警察服コスチュームの販売を取り締まり=韓国

韓国警察庁はハロウィンを前に、警察服コスチュームの販売および着用について集中的な啓導と取り締まりを行う予定だと25日、明らかにした。

現行法上、警察公務員でない一般人が警察服や類似の模倣服を着用したり装備を所持することは違法だ。これに違反した場合、6か月以下の懲役や300万ウォン(約30万円)以下の罰金に処せられる。販売者の場合は、1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金刑を受ける。

警察庁は昨年のハロウィン以後、主要ポータルサイトおよび中古取引サイト51か所を対象に持続的に点検を行い、10月現在までに計42件を摘発した。警察服装備法違反で計19人を検挙し、3件が捜査中だ。

警察は中古取引サイトなどで警察服を取引する行為を持続的に点検し、削除措置を進めている。

また、中古衣類取扱市場などにおける警察服や装備などの闇取引行為なども集中的に取り締まっている。

警察庁関係者は「ハロウィンを控えて各ポータルサイトおよび中古取引サイトなどを対象に集中的にモニタリングを行っている」として「一般人に混乱を与えかねない成人用コスプレ用品に対しても啓導を行う」と話した。

続けて「混同を避けるためにハロウィン当日、警察服と類似した服装を着用しないこと」と呼びかけた。

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スタイリスト長澤実香さんが「ヴェルメイユ パー イエナ」とコラボ。テーマは、「在りたい自分」をまとう服 - ELLE JAPAN

ELLEでもおなじみの人気スタイリスト長澤実香さんと、「ヴェルメイユ パー イエナ」が初コラボレーション。おしゃれの経験を積んだ大人が楽しめる“ありそうでなかった服”として、素材やシルエット、ディテールにこだわった“モードコンサバ”な4アイテムを発売する。

「着こなしはノールール。“私には似合わない”という思い込みをとっぱらって、ほんのひとさじ、新たなチャレンジをするワクワクを楽しんでもらいたい」と長澤さん。

a man in a suit

着こなしで変化するジャンプスーツは、ワンピース感覚で上品に着られるよう、ジャケット+ハイウストパンツのバランス感を一着で表現。上質なウール素材でカシュクールタイプのデザインは、フードをポイントにしてスポーティな印象で着ることも可能。

a man in a garment

また、カシミアニットポロは、タフだけれどしなやかな二面性に“上質な色香”が漂う逸品。ふわりとした肌触りのカシミア100%で、コンパクトなサイズ感、身体にフィットするデザインなので、トラッドな印象の中にフェミニニティが薫るデザインに仕上がっている。

a person in a suit and tie

プレイフルスカートは、表裏を逆にしたようなデザインが特徴。どこかに遊びがあるデザインが、大人にとっていい意味の“隙”につながると長澤さん。

a man holding a pen

ヴィンテージに着想を得た、軽いジャケット感覚で使えるカーディガンも。繊細な糸をハイゲージで編み立てて二枚重ねにした贅沢なマテリアルが特徴。

今回のコレクションは、アイテム同士の相性もよく、ワードローブにそろえておけばさまざまなコーデイネートが楽しめるのも魅力。

a person posing for a picture

「固定概念に縛られず、本当に着たい服を着ることで、自分自身が少しづつ変化していくこと=変化だと思っています。今回作ったのはどれも、奇をてらうのではなく、ちょっとしたことにとことんこだわった“ありそうでなかった服”です」という長澤さんの思いが詰まったコラボアイテムを、ぜひ身にまとってみて。

>>特設サイトでアイテムをチェック!


問い合わせ先/ヴェルメイユ パー イエナ 0120-301-457
https://vermeil.iena.jp/

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【ドリス ヴァン ノッテン】の花柄トップスに、秋服大賞をあげたい - スモールグッドシングス - ファッション | SPUR - SPUR.JP

暦の上ではそろそろ冬ですが、東京ではようやく秋の到来といった今日のこの頃。涼しくなったら着よう!と心待ちにしていたアイテムの出番が急上昇し、ごきげんで過ごしています。それはドリス ヴァン ノッテンメッシュタートルネック、極薄生地に花柄が描かれた一枚です。

惹かれたのは、アーティな花柄と軽やかな着心地

こちらのトップスに惹かれた一番の理由は、やはり目を引くプリント。これまで幾度となく人々を魅了してきたドリス ヴァン ノッテンの花柄が、今季は絵画的なタッチで登場しています。淡いピンクベースのもの、ブラウンベースのものといくつかバリエーションがある中で、選んだのはベージュにブラウンやイエローの花があしらわれたタイプ。なんだかゴッホの名作、「ひまわり」を思い出しませんか? 柔らかな色彩は、決して華やかではないですが目にするたびに心躍ります。

次に試着して魅力を感じたのはストレスフリーな着心地。ぴたっと体に密着するセカンドスキントップスといえるシルエットですが極薄のメッシュ地は窮屈な感じがなくとても快適なんです。タートルネック部分はゆるく設計されているので、長時間着ていてもストレスなし。秋口からおろしましたが、春先まで活躍してくれそうです。

ドリスヴァンノッテンの花柄トップス
タートルネックトップス、価格は58300円でした。
ドリスヴァンノッテンのトップス
極薄で軽量、かさばらないので日常はもちろん旅行の時にも便利です。

手持ち服を救ってくれる、ありがたい存在!

少し前に卸してから、3日に1度はこのトップスに頼っています。というのもベーシックなワードローブにこのタートルを投入するだけで“洒落感”たっぷりなスタイリングが完成するから。花柄、と聞くと合わせづらいイメージもありますが、シックな色味で統一されているので派手すぎず日常になじむ華やかなバランスに。透け感のあす素材なのでセンシュアルなムードを醸し出すのも、今どきな印象に仕上がる理由だと思います。8年選手のブラックのワンピースも、週2で履いているワイドパンツも、この1枚で新鮮な印象に変わるんです。加えてベージュベースなので幅広いアイテムに似合う……と感謝状を贈りたいほど大活躍中の秋服です。

ドリスヴァンノッテンのトップスの着用画像
アーム部分にもしっかりと花柄が描かれています。
ドリスヴァンノッテンのトップス着用画像
花柄ですがシックな色味がベースなので照れずに着られます。
ドリスヴァンノッテンのトップスとシャツの重ね着
もちろんレイヤードにも活躍。この日は半袖シャツにIN。

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【ドリス ヴァン ノッテン】の花柄トップスに、秋服大賞をあげたい - スモールグッドシングス - ファッション | SPUR - SPUR.JP
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志田音々:サバゲー女子に変身? 迷彩服×網タイツ姿も披露 「ハートを撃ち抜かれました」「可愛すぎて戦意喪失」 - gravure.mantan-web.jp

 特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」に出演し、注目を集めた 志田音々 さんが1月31日、自身のインスタグラムを更新。雑誌「PEACE COMBAT(ピースコンバット) VOL.59」の表紙を飾ったことを報告した。  志田さんはサバイバルゲーマー風のファッションに身を包んだ写真な...