国内
冷たい雨が降りしきる夜、犯行の現場に現れたのは、“タイツ男”だった。
事件があったのは、12月22日午後9時ごろ。
広島県内にある建設会社の敷地内に、1人の不審な男が侵入してきた。
男が手にしているのは、袋。
止まっていたトラックに近づくが、鍵がかかっているとわかると、その場を離れた。
その後も鍵がかかっていない車を探すためか、雨の中を傘も差さずに敷地を物色。
よく見ると、男はタイツのようなものをはいているように見える。
この時の気温は、わずか4度。
こんな薄着で寒くないのだろうか。
凍えるような寒さの中、侵入からおよそ30分たっても、男は、まだ車を探し続けていた。
そして、その10分後、男は、鍵のかかっていないトラックを見つける。
男が狙ったのは、車内に置かれていた作業員のジャンパーなどだった。
男は、持っていた袋に、次々とジャンパーなどの服を詰め込んでいく。
袋を両手に抱えながら、男は現場をあとにしていった。
取材班は、雪で白く覆われた建設会社を訪ね、被害に遭った社長の話を聞くことができた。
山研工業・山中宏基社長「中に置いていたヤッケ(作業着)、ジャンパー、手袋、そういうもの盗んで出ていった。もうごっそり全部」
盗まれたのは、作業着や長靴など、2万円相当。
防犯カメラを確認した会社の社長は、まず男の服装に驚かされたと話す。
山研工業・山中社長「その格好にまず驚きますよね。ちょっと気持ち悪い。なんで(ズボンを)はいていないの? と聞いてみたい」
この建設会社では、2021年10月にも10人分、5万円相当の作業着などが盗まれる被害に遭っていた。
山研工業・山中社長「田舎ですから、鍵をかけないことが多いが、ちょっと油断した」
警察は、窃盗事件として捜査している。
【独自】“タイツ男”が敷地内に侵入 トラックから服盗む一部始終 気温4度の極寒の中 - www.fnn.jp
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