若い世代にも千葉の酒の良さを知ってほしい−。県産の酒のボトルに、若者に人気のアパレルブランドがデザインした柄のラベルを貼った商品が登場した。インターネットサービスを展開するオニオン新聞社(千葉市中央区)が企画し、ネット上で販売している。(鈴木みのり)
同社は県産の酒を扱う通信販売サイト「CHIBA SAKE」を運営。利用客の中心は三十〜五十代だ。
より若い世代への販路拡大を狙い、東京・原宿の竹下通りに店舗を置き、国内外の二十代を中心に人気を集めるアパレルブランド「ACDC RAG」との連携を決めた。
明治時代創業の山武市の「守屋酒造」が生産したイチゴのリキュールのラベルには、黒い背景に大粒のイチゴをあしらった柄を使用。ACDCが数年前に洋服用にデザインした「毒苺柄」だ。同社によると、若者の間で流行している、心の暗い部分もかわいらしいとする「病みかわいい」を表現している。他にも香取市の「東薫酒造」の二種類の酒にもACDCがデザインした柄をラベルに使用した。
守屋酒造の守屋雅博社長(58)は「日本酒を中心に若者の酒離れが進んでいると感じる。お酒の味も奇抜なデザインも自信を持っておすすめしたい」と話す。
新商品はネット上で昨年十一月に販売開始。売り上げは好調で、ACDCの利用客を中心に三カ月で約三百本売れたという。今後はバーなどの飲食店への提供を検討している。同社の担当者は「千葉の酒のおいしさを幅広い世代に知ってほしい」と意気込む。三商品はいずれも二千八百六十円(税込み)で、サイト「CHIBA SAKE」で購入できる。
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