衣料品の廃棄を減らすことが環境を守る上での課題になるなか、いらなくなった学生服や体操着を集め、希望する人に譲り渡す活動を胎内市のＮＰＯ法人が始めました。
この活動を始めたのは胎内市のＮＰＯ法人「ミンナのチカラ」で、市内の小中学校を対象に、卒業などでいらなくなった学生服や体操着を学校や市役所に設置された回収箱に入れると、ＮＰＯ法人のメンバーが回収して洗濯します。
学校にチラシを配った結果、これまでに１００着あまりの服が寄付されたということで、利用者は、ホームページで予約したあと、ＮＰＯ法人の活動拠点で服を選び、１着１００円程度の協力金を支払います。
２０日から服の引き渡しが始まり、さっそく、背が伸びて服のサイズが合わなくなったという女子中学生と保護者が訪れ、鏡の前で体操着を選んでいました。
衣料品の廃棄削減は環境を守る上での課題になっていて、国連が掲げる持続可能な開発目標「ＳＤＧｓ」への関心の高まりを背景に、再利用などを進める動きが広がっています。
「ミンナのチカラ」代表理事の速水隆さんは「子どもの成長は早いので買い替えるのがもったいないと思ったらぜひ気軽に利用してほしい。ＳＤＧｓの観点はもちろん、助け合いの精神も広げていきたい」と話していました。
「ＳＤＧｓ」推進へ 学生服など譲渡する活動 胎内ＮＰＯ法人｜NHK 新潟県のニュース - nhk.or.jp
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